日毎に増す痩せ願望は・・・。
2006年7月29日 診察・カウンセリング コメント (2)やはり上水道・下水道工事が家の側で施工されている為、
物凄い騒音でぐっすり眠れない。何度も何度も断眠してしまう。
今日は電話診察の日であったので、断眠しても良かったが・・・。
暑い日が続いている。私には耐えられない。1年が年々早く
感じられるようになったが、夏だけは物凄く長く感じる。
エアコンが効いていても、地響きの様な騒音が容赦なく神経を
逆撫でする。苛々が止まらない・・・。
今日はネット環境の調子もおかしく、他のサイトにアクセス
する度に落ちてしまって接続できなくなる。ADSLなので
またコンセントを抜いて差すといった行動を繰り返している。
電話診察では、いつもの様に『千と○尋の神隠し』になぞらえ
過食嘔吐をするのは顔なしであり、どうしたら良いのか
対処方法も練られて来ている。しかし、この日毎に増していく
『痩せなくては、もっともっと・・・』
という『痩せ願望』についてはあまり話を深めなかった。
そして話している内に、この『痩せ願望は』登場人物で言う所の
ハクであろうと言う事に気付いた。
命を擲ってまで、湯婆の命令に従う。
使い物にならなくなったら棄てられるのを覚悟で。
私も、これいじょう痩せが高じたら命の危険もあり得る。
しかし日を追う毎に「もっと痩せねばならない」と
自分の身体を見て思う。比べる人がいないので、どんどん認知が
歪んでいっているのであろう。また、人が痩せているとか
太っているとか全く気にならないのに、自分が膨張している様な
気さえするので痩せたいと思うのである。
ハクも千尋の手によって救われた。
私にとっての千尋は、母である。まだまだある距離を
自然な距離まで縮めない事には手を借りる事も出来ない。
過食衝動に襲われ、寂しい気持ちを抱えながら過食嘔吐を
するのが、『顔なし』で「痩せ願望」を増加させるのは『ハク』
なのである。
そして『ハク』と共通しているのは、
名前を奪われている事であろう。
3歳の頃から私は『姉ちゃん』であり、名を呼ばれなかった。
今や姪にさえ『姉ちゃん』と呼ばれていて、名は体を表す様に
私は『お姉ちゃん』と言う役割で生きてきた。両親が離婚した
後などは兎に角、幼い妹と弟の面倒を見なければならなかったし
母親的役割もこなしていた。そして
自分と言うものが無かった。段々失っていった。
そこで浮かんでくるのは、「自分とは一体何なんだろう?」
と言う疑問である。分からない。幾ら考えても分からない。
此処にある私は、あらゆる病気に侵された自分のみ。
病気の私こそが自分なのであろうか・・・。
私の苗字は、離婚時の約束でまだ父方の姓のままである。
でも私はとっくに父を見限っていて、母だけが私の親だと
痛感している。名が表す自分。中途半端な自分。
これも自分があやふやになっている証拠かもしれない。
しかし名は変わっていない。私はこの名が好きである。
いつか堂々と母の姓と自分の名で私と言うものを確立したい。
人それぞれの心の中に、顔なしがいて、ハクがいて、千尋がいて
湯婆がいて、あの大きな赤ちゃんがいる。どの部分が突出して
現れているかによって『役割』が出来るのであろう。
今の所、私の痩せ願望は『ハク』が突出している状態だと
理解できた。しかしその『ハク』を如何にして宥めるか、
未だ以って全く分からない。
心の病気と密接に関わっているのは自然である。
私は嗅覚が敏感なので、春になれば沈丁花の花が咲いた事を
喜び、やがて蜜柑の花の香りに吸い込まれ、秋には金木犀の
香りに惹き込まれる。昨日、今年初めて見つけた蜻蛉も
私にとっては嬉しい発見であった。稲が伸びていき、田んぼが
緑の絨毯になっていくのも美しい。其処で私の主治医は、
私の事を「あなたは水仙のようだね」と言った。勿論水仙も
香り高く可憐な花を咲かせる。家の植え込みにあったが、
工事の為に球根からごっそり抜かれてしまいショックを受けた。
唯、その水仙に例えた訳には意味がある。
「水仙は綺麗な花を咲かせ馨しい芳香を放つけれど、
あれ、毒があるんだよね。食べたら毒になる。まるであなたの
ようだよ」
と笑いながら主治医は言った。水仙の様に精錬で綺麗ではないが
確かに私を食べたら毒になるなぁと納得した。
今日も『顔なし』が寂しいと呟いている。心細い、哀しい。
だから過食嘔吐してしまうのは余りにも強引な考えかも
知れないが、摂食障害の人には解り安いのではないであろうか。
生きていくことは本当に苦しいものである。
物凄い騒音でぐっすり眠れない。何度も何度も断眠してしまう。
今日は電話診察の日であったので、断眠しても良かったが・・・。
暑い日が続いている。私には耐えられない。1年が年々早く
感じられるようになったが、夏だけは物凄く長く感じる。
エアコンが効いていても、地響きの様な騒音が容赦なく神経を
逆撫でする。苛々が止まらない・・・。
今日はネット環境の調子もおかしく、他のサイトにアクセス
する度に落ちてしまって接続できなくなる。ADSLなので
またコンセントを抜いて差すといった行動を繰り返している。
電話診察では、いつもの様に『千と○尋の神隠し』になぞらえ
過食嘔吐をするのは顔なしであり、どうしたら良いのか
対処方法も練られて来ている。しかし、この日毎に増していく
『痩せなくては、もっともっと・・・』
という『痩せ願望』についてはあまり話を深めなかった。
そして話している内に、この『痩せ願望は』登場人物で言う所の
ハクであろうと言う事に気付いた。
命を擲ってまで、湯婆の命令に従う。
使い物にならなくなったら棄てられるのを覚悟で。
私も、これいじょう痩せが高じたら命の危険もあり得る。
しかし日を追う毎に「もっと痩せねばならない」と
自分の身体を見て思う。比べる人がいないので、どんどん認知が
歪んでいっているのであろう。また、人が痩せているとか
太っているとか全く気にならないのに、自分が膨張している様な
気さえするので痩せたいと思うのである。
ハクも千尋の手によって救われた。
私にとっての千尋は、母である。まだまだある距離を
自然な距離まで縮めない事には手を借りる事も出来ない。
過食衝動に襲われ、寂しい気持ちを抱えながら過食嘔吐を
するのが、『顔なし』で「痩せ願望」を増加させるのは『ハク』
なのである。
そして『ハク』と共通しているのは、
名前を奪われている事であろう。
3歳の頃から私は『姉ちゃん』であり、名を呼ばれなかった。
今や姪にさえ『姉ちゃん』と呼ばれていて、名は体を表す様に
私は『お姉ちゃん』と言う役割で生きてきた。両親が離婚した
後などは兎に角、幼い妹と弟の面倒を見なければならなかったし
母親的役割もこなしていた。そして
自分と言うものが無かった。段々失っていった。
そこで浮かんでくるのは、「自分とは一体何なんだろう?」
と言う疑問である。分からない。幾ら考えても分からない。
此処にある私は、あらゆる病気に侵された自分のみ。
病気の私こそが自分なのであろうか・・・。
私の苗字は、離婚時の約束でまだ父方の姓のままである。
でも私はとっくに父を見限っていて、母だけが私の親だと
痛感している。名が表す自分。中途半端な自分。
これも自分があやふやになっている証拠かもしれない。
しかし名は変わっていない。私はこの名が好きである。
いつか堂々と母の姓と自分の名で私と言うものを確立したい。
人それぞれの心の中に、顔なしがいて、ハクがいて、千尋がいて
湯婆がいて、あの大きな赤ちゃんがいる。どの部分が突出して
現れているかによって『役割』が出来るのであろう。
今の所、私の痩せ願望は『ハク』が突出している状態だと
理解できた。しかしその『ハク』を如何にして宥めるか、
未だ以って全く分からない。
心の病気と密接に関わっているのは自然である。
私は嗅覚が敏感なので、春になれば沈丁花の花が咲いた事を
喜び、やがて蜜柑の花の香りに吸い込まれ、秋には金木犀の
香りに惹き込まれる。昨日、今年初めて見つけた蜻蛉も
私にとっては嬉しい発見であった。稲が伸びていき、田んぼが
緑の絨毯になっていくのも美しい。其処で私の主治医は、
私の事を「あなたは水仙のようだね」と言った。勿論水仙も
香り高く可憐な花を咲かせる。家の植え込みにあったが、
工事の為に球根からごっそり抜かれてしまいショックを受けた。
唯、その水仙に例えた訳には意味がある。
「水仙は綺麗な花を咲かせ馨しい芳香を放つけれど、
あれ、毒があるんだよね。食べたら毒になる。まるであなたの
ようだよ」
と笑いながら主治医は言った。水仙の様に精錬で綺麗ではないが
確かに私を食べたら毒になるなぁと納得した。
今日も『顔なし』が寂しいと呟いている。心細い、哀しい。
だから過食嘔吐してしまうのは余りにも強引な考えかも
知れないが、摂食障害の人には解り安いのではないであろうか。
生きていくことは本当に苦しいものである。
コメント
確かにハクは名前を奪われ、自分の命を削っても
湯婆の言いなりで結局は命を奪われるほどまでに
傷ついてしまいますね。
でも、ハクはそんな状態でも千尋には最初から
優しいですよね。
そんな所もナノさんそっくりですね。
自分が苦しいながらも相手の事を思い遣る姿勢・・。
ハクは自分の名前を知り、救われました。
私も自分が何者か、自分とは何か分かりません。
でも、前も言った唯我独尊という言葉通り、
自分はこの宇宙の中でたった一人の大切な存在なのです。
たとえどんな状況であろうと、自分と言う
たった一人のオリジナルを大切にしたいと感じてます。
本当にお互い抑うつ状態は辛いですが、
一日一日頑張って命を繋いでいきましょうね。
ミルクさん、こんばんは。コメントありがとうございます!
ミルクさんも辛い中にありながら、人の事を考えられる
とても優しい方だと感じています。その優しさがとても
胸に沁み、嬉しいです。
そうですね。自分は宇宙でたった一人の存在なのですよね。
天上天下唯我独尊。1人1人が大切な存在・・・。
個性と言うものを大事にしたいものですね。
それではミルクさんも、休める時はゆっくり休んで
英気を養ってくださいね。