灼熱の太陽に焼かれたアスファルトに、ぽつぽつと雨雫が

落ちる時、何とも言えない幼い頃を彷彿させる懐かしい匂いが

する。夕方までは晴れていて、隣の家では小さな庭で子ども達が

水浴びをしていた。男の子2人兄弟で、ホースにより水の

掛け合いをして心からはしゃぎ遊ぶ甲高い声が聴こえていた。

とても長閑な昼下がりであった。




しかし私は、何故か気分も優れず一挙手一投足が怠くて仕方が

無かった。どうしてだろうと思っていたら、女の子の日が

始まっていたのである。3ヶ月来ていなかった。てっきりもう

止まってしまったのだと思っていた。その方が楽だし、子どもを

産むつもりはないし、何より思い生理痛に悩まされないで済む

事が良かった。しかし私の場合、痩せても身体が慣れてきたら

きてしまうようである。この3ヶ月は緩やかでも体重が減少

していたようなので、身体が追いつかず女性の機能は一旦停止を

していたようである。今月来たと言う事は、きっとその

体重減少に慣れてしまったのであろう。




私は生理痛が重く、病院で処方される鎮痛剤を服用しないと

のた打ち回る程の痛みが襲うのである。腹痛、腰痛が特に酷い。

憂鬱な1週間が始まってしまった。この暑さに痛みが

プラスされるとどれだけ辛いであろうか。今回はPMSの

症状が浮腫みとちょっとした苛々・憂鬱だけであったので

助かったと思う。PMSが酷い時は、自傷を引き起こしそうな程

苦しくて辛い抑うつ状態に陥ってしまうのであるから・・・。




明日はカウンセリングがお休みで病院へ行かなくてもいいので

ゆっくり眠れるであろう。しかし夕方からは電話診察があるので

きちんと起きてその時間にはっきりお話が出来るよう備えねば

ならない。土曜日の診察では色々と気付かされた事があるので、

私はその考えをまとめて自分なりの思いを話したい。




『自殺』・・・・・・。

此れについては本当に様々な事を考える。毎日訪れるうつ病に

因る症状、摂食障害の症状、強迫性障害の症状etc...

それらを抱え生きている。辛くない、苦しくないとは

言えない。やはり、それなりに苦しいし辛い。

唯、その奥底にある不安や恐怖感、そして寂しさや哀しみや

心細さの部分をきちんと自分で受け止めねばならない。




私が大学生の頃も、まだ母は病気について理解を示してくれず

中学生の頃から続く摂食障害の症状で酷く苦しんだ。

けれども酷く疲れている私に突き刺さるのは、妹からの罵言。



病気で死ぬ死ぬ言ってるけどそれがどれだけ

迷惑かけてると思ってんだ!自分が弱いだけだ!それで

しなれたりしたら余計迷惑なんだよ!




この言葉だけは決して忘れない。


私は生きていても死んでも迷惑なのだ

悟り、どうする事もできなかった。

大学生の頃は本当に地獄だった。けれども今、その妹は

アパートで子どもと彼氏と一緒に暮らしていて、適度な距離を

保てている為、もうあんな罵詈雑言を聞く事は無くなった。

そして今は母も私の病気を理解しようとしてくれている。

とても安心して生活できている。特に良く眠れるようになり、

過食嘔吐が8〜9回から2回或いは3回に減った事に

表れているであろう。




ずっとずっと辛い状態が続く訳ではない。いつか打開出来る時が

くる。そう学習した。私はもっと自分が学習した事を

生かさねばならないのであろう。

ゆっくりゆっくりと。焦らずに・・・・・・。 

コメント

ミルク
ミルク
2006年7月17日21:48

ナノさん、こんばんわ!

日記を見に来て驚きました。
ナノさんも女の子の日が来ちゃったのですね^^;
お互い症状が重く、苦労しますね。
でも、何か同時になって通じてるような感覚で
ちょっと嬉しく面白かったです(スミマセン^^;)

妹さんの暴言、本当に心に突き刺さりますね・・。
確かにこの病気はなった人にしか分かりませんが、
絶望感と焦燥感の闇に入って生きるだけでも大変なのに
そんな事を言われたら・・・心が痛みます。

私は一番耐え難いのは「さびしい」って感情です。
不安感、恐怖感もここに繋がってると思います。
それはご存知の通り、母からの度重なる暴言
「生まなければ良かった」という言葉から来ています。

母は自分の不満を全て子供、父にぶつけていました。
私はスポンジが水を吸収するように
ひたすら我慢し、母のストレスの捌け口になっていました。

もう吸収しきれず水がしたたる状態が今の私だと思います。
ナノさんも同じ状態なのではないでしょうか。
その水を搾り出さないとこのままでは平行線のような
気がします。
今のお母様なら、全部でなくとも半分くらいは
受け止めて下さるのではないでしょうか?
勇気が必要な事はよく分かります。
でも、母の存在は偉大です。お母様に受け取っていただく
事、痛みを共有する事に意味があると感じます。

いつも説教臭くてすみません。
ただ、昨日も思ったのですが「自殺」という文字を
拝見したのでとても心配しています。

ゆっくりゆっくりでいいです。
受け取っていただくように心がけて行って下さい。

ナノ
ナノ
2006年7月18日19:59

☆☆ミルクさんへ☆☆

ミルクさん、こんばんは。コメントありがとうございます!

ミルクさんも女の子の日なのですね・・・。お互い辛いですね。
でも本当同時になっていると通じるものがある感じがして
私も嬉しく、面白いなぁと感じました(*^_^*)

ミルクさんも子どもの頃・・・凄く我慢を強いられてきたの
ですね・・・。子どもは親の不満などをぶつけられると、
捌け口が無く吸収するしかありませんから、凄く辛く
そして寂しかったのだと感じます。

私も、『寂しさ』『心細さ』は耐えられない程苦しい感情
だと思っています。そしてミルクさんの仰る通り、
『不安感・恐怖感』に繋がっています。

母は、環境の変化・母自身の変化もあり、私の苦しみ・
病気を分かろうとしてくれています。受け止めて抱き締めて
くれる事もあります。この歳になるとちょっと照れ臭いですが
随分心が満たされます。

ミルクさんのお母様にも抱き止めてもらえるような、
そんな関係になれると良いですね。

本当、ゆっくりいきたいです。
みるくさんも、ゆったりゆっくり前を向いていけると
いいですね^^