病は筏の様に・・・。
2006年6月24日 診察・カウンセリング コメント (4)明け方・・・私は本当に途方に暮れる。
『何故こんな辛くて苦しい思いまでして食べて吐くんだ!』
そう自分を罵りながら、次から次へと殆ど無意識に口に食べ物を
運んでいく。吐く事だけを考えながら、気分が悪くて吐きそうに
なるまでその作業は続く。それらは私の『強迫性障害』
からきている為、全てが終わると安心するというか、達成感が
ある。やらないでいると、「やらねば!」
という思いにいつまでも取り憑かれて、頭の中は『過食嘔吐』
一辺倒になってしまい、落ち着いて就眠できない。
この事から言えるのは、
『今の私にとって過食嘔吐は必要な症状である』
と言う事である。これは海に浮かぶ筏の様に、心許ないもの
である。心許ない『筏』という例えをされたのは、
今日の主治医との電話診察中の事であった。
摂食障害だけでなく、パニック発作を持つ人や強迫性障害を
抱える人、うつ病の人もこの心許ない筏に必死でしがみついて
過ごしているのであると仰った。
例えば海で足のつかない所にいる時、其処に何も無いと慌て
ふためいてしまう。心許なくても、病という筏に
しがみついていれば、何とか1日1日を過ごせる。
本来なら、いつかその筏がなくても大丈夫な状態になり、
自力で岸に辿り着ける事が最も最適な事かもしれない。
しかし今の私から『過食嘔吐』という筏を
取り上げられてしまったら、今度は『拒食』という名の
筏を作りそれにしがみ付くのであろう。それ程私の精神や心の
中は荒波がざわめいていて、均衡が図れていないのである。
勿論、病は物凄く辛いし、苦しいから早く温かい人のいる岸に
辿り着きたいと願う。けれども時期や状況を考えねば、
足のつかない程の深い海で、忽ち溺れてしまうであろう。
直ぐ壊れてしまいそうな筏を修理しつつ、唯、普通の優しさを
持つ人々の所へ辿り着けたならば、筏は必要なくなる。
しかし昨今のこの情勢で、病を持つ人が筏もなく泳いでいける
訳はない。1人で一生懸命頑張っている方々もいらっしゃる。
しかし私が経験したように、沢山頑張れば頑張る程、苦しみが
増していき、この社会という深い暗い病の海に溺れてしまうで
あろう。
今は病気の海に溺れそうになりながらも、病という筏にしがみ
ついて波が穏やかになるのを待つしかないのであろう。
私は11年摂食障害を患っているので、その年数分、治療の
時間が掛かると言われている。だから長いスパンで考えて
行かねばならない。
今日は体調が非常に悪く、お腹を下してばかりいて、トイレと
お友達になっていた。水分が出て行くと補給しなければ
ならないので、一応イオン水やミネラルウォーターを飲んで
おいた。段々体が弱ってきているのを感じるが、今は小康状態を
保っていくしか術はない。
ゆっくりと無理をせず、病気に侵されたり飲み込まれたりしない
様に、落ち着いて次の一歩を踏み出せる場所を探したい。
『何故こんな辛くて苦しい思いまでして食べて吐くんだ!』
そう自分を罵りながら、次から次へと殆ど無意識に口に食べ物を
運んでいく。吐く事だけを考えながら、気分が悪くて吐きそうに
なるまでその作業は続く。それらは私の『強迫性障害』
からきている為、全てが終わると安心するというか、達成感が
ある。やらないでいると、「やらねば!」
という思いにいつまでも取り憑かれて、頭の中は『過食嘔吐』
一辺倒になってしまい、落ち着いて就眠できない。
この事から言えるのは、
『今の私にとって過食嘔吐は必要な症状である』
と言う事である。これは海に浮かぶ筏の様に、心許ないもの
である。心許ない『筏』という例えをされたのは、
今日の主治医との電話診察中の事であった。
摂食障害だけでなく、パニック発作を持つ人や強迫性障害を
抱える人、うつ病の人もこの心許ない筏に必死でしがみついて
過ごしているのであると仰った。
例えば海で足のつかない所にいる時、其処に何も無いと慌て
ふためいてしまう。心許なくても、病という筏に
しがみついていれば、何とか1日1日を過ごせる。
本来なら、いつかその筏がなくても大丈夫な状態になり、
自力で岸に辿り着ける事が最も最適な事かもしれない。
しかし今の私から『過食嘔吐』という筏を
取り上げられてしまったら、今度は『拒食』という名の
筏を作りそれにしがみ付くのであろう。それ程私の精神や心の
中は荒波がざわめいていて、均衡が図れていないのである。
勿論、病は物凄く辛いし、苦しいから早く温かい人のいる岸に
辿り着きたいと願う。けれども時期や状況を考えねば、
足のつかない程の深い海で、忽ち溺れてしまうであろう。
直ぐ壊れてしまいそうな筏を修理しつつ、唯、普通の優しさを
持つ人々の所へ辿り着けたならば、筏は必要なくなる。
しかし昨今のこの情勢で、病を持つ人が筏もなく泳いでいける
訳はない。1人で一生懸命頑張っている方々もいらっしゃる。
しかし私が経験したように、沢山頑張れば頑張る程、苦しみが
増していき、この社会という深い暗い病の海に溺れてしまうで
あろう。
今は病気の海に溺れそうになりながらも、病という筏にしがみ
ついて波が穏やかになるのを待つしかないのであろう。
私は11年摂食障害を患っているので、その年数分、治療の
時間が掛かると言われている。だから長いスパンで考えて
行かねばならない。
今日は体調が非常に悪く、お腹を下してばかりいて、トイレと
お友達になっていた。水分が出て行くと補給しなければ
ならないので、一応イオン水やミネラルウォーターを飲んで
おいた。段々体が弱ってきているのを感じるが、今は小康状態を
保っていくしか術はない。
ゆっくりと無理をせず、病気に侵されたり飲み込まれたりしない
様に、落ち着いて次の一歩を踏み出せる場所を探したい。
コメント
そうだね・・・許せないんだよね・・・
私もそうだよ・・・わかっているけど
それを自分が許せたら楽になっていいと思うけど
許せない自分に 落ち込むよ。
それでも生きていかなきゃいけないから
笑って一日過ごしたいと願いつつ ひとりに
なるとテレビを見ていても 考えてる自分がいるよ。
ナノさんも一人の時間はきっとそんなふうに
過ごしているんだよね・・・
でも 希望はすててはいけないよ!!
今むりでも 変わっていけると心の隅にでも
信じていきていこうね!
私は病気が治らなくても
それは それで自分なんだと思えるように
なってきて 病気で辛いけど苦しいけど
治らなくても 前はむいていけるから・・・
とりあえず 現状維持!!
ナノさんも無理はしないで 現状維持だよ〜
まだ つかまって海にただよっているなら
それでもいいんだよ!
命を繋いでいくために すがれるものに
つかまって陸にあがれることをあきらめずに
いることが大事だからね・・・
疲れて沈みそうになったら みんなで全力で
引き上げるよ!!
海にうかんで 今日も青空ながめて一日を終わろうね
筏にしがみつかないと生きていけない。
確かにそうかもしれませんね・・・。
この社会は本当に荒波に放り出されたら、筏に
しがみつくしかありませんよね。
今はしがみ付くだけで必死だと思います。
でも、yuyuさんが言うように病気である自分ごと
認めてあげることができれば岸の様子や現在の位置
など色々なものが見えてくるのではないでしょうか。
私も最近は病である自分が今の自分なんだと
思うようにしています。
鬱の波に入ってしまうと中々難しいですけどね・・。
お互い筏に乗りながらゆっくりと岸を探しましょうね。
yuyuさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
えと、ちなみに「心許ない」というのは「頼りない」という
意味です。既知であれば余計な事を申して済みません・・・。
でも、yuyuさんの仰る通り、中々自分の事は許せません。
病気の所為で周りに迷惑をかける自分が・・・。
中々病が治癒に向かわないもどかしい自分が・・・。
いつか普通の優しさを持つ人が居る岸に辿り着けたなら、
治癒へ迎えるのではないかと僅かな期待を抱いています。
yuyuさん、苦しい中いつもコメントを下さりとても嬉しいです。
お体の御加減は如何でしょうか。苦しい時は無理なさらず
ゆっくり結ったりお過ごし下さいね。
ミルクさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そうなんですよね・・・この世間の荒波には頼りない病気という
名の筏でも、それにしがみ付いていなければ心が崩壊して
しまいそうな予感さえしてしまいます。
ミルクさんの仰る通り、鬱の波に飲み込まれると、
何も見えなくなって、只管辛く、苦しく、重い思考に
戸惑ってしまいますね。余裕もなくなってしまいます。
でもゆっくりとそんな心許ない筏でも良いから、漂い、
壊れたら補強して、ゆったりとした心が持てるといいなと
感じます。
ゆったりいきましょうね^^