日曜日は父の日であった。私の父は生存していても今や殆ど

連絡など取らないので関係は無い。しかし母の父、つまり

私の祖父の為にフラワーアレンジメントのされた籠を持って

祖父母の家へ行った。




久し振りにあったがとても元気そうで凄く安心した。

実の所祖母が作る料理はとても美味しく、いつもなら

『ちょっと一口』が過食に繋がっていたのである。だから

夕飯時の訪問は少しばかり憂慮があった。

けれども、今回は飲み物をひっきりなしに飲み、タバコを吸う

事で、食べる事からは逃れられた。

祖母は北海道出身の為、家では余り食べられない数の子を一口、

松前漬けを一口食べただけで何とか過食を免れた。




祖父は御飯を食べ終わった後眠ってしまったが、それまで

色々とお喋りをした。認知症が進行しているので、何度も

同じ事を聞かれるが、笑顔で対応できる。何よりも祖父と会えた

事が嬉しいからである。また、過食嘔吐をしなかった事で

祖母とのお喋りを楽しめた。祖母は今でもとある所で

お仕事をしているので、80歳の割にはとてもしゃきしゃき

していて元気一杯である。背筋もピンと伸びていて、何より

身体が柔らかい。体操をしているからであろう。私も

祖母から習ったつぼや呼吸法に気を付けた体操をしてガチガチに

硬かった体が今はとても柔らかくなった。




母は仕事で疲れていて、0時半まで眠っていた為、帰宅が

遅くなり、日記を更新する時間も遅くなってしまった。

しかし今日得たものはとても大きい。




祖母は一時期うつ病であった。しかし自分で治した凄い人

なのである。その経験を聞いたり、どのような気持ちでうつを

取り払ったかを聞いたりした。それはとてもパワーと思い切りの

必要なもので、元気の無い私にはとてもじゃないけれど無理だと

感じた。しかし、祖母は

『あんたはその前に、ちゃんと食べてもっと太って体力を

つけなきゃ駄目。そんなギスギスでどうするの。魅力も何も

無いよ!』


とキツイ言葉を頂戴した。確かに体力がなければ精神力も

湧いてくるはずも無く、休養しながらでも少しずつ体力をつける

為に夕方の散歩を始めてみようと思った。




祖父母は人生の師である。温かく心配してくれる。

私はなるべくなら孫として心配はかけたくないと感じる。

その為にも、少しずつで良いから、自分の生活を見直して

夜型の生活習慣をどうにかせねばならないと感じた。




祖母とは一緒にサッカーを観たり、バラエティー番組を観たり

して沢山お話した。ナノで少しスイッチが入ってしまい、

妙にテンションが高くなり苦しくなった。しかしお薬を服用する

事でどうにか落ち着いた。




でも楽しかったし、祖父母と母だけの親子水入らずで過ごす

様子も見られてとても嬉しかった。




明日はゆっくり眠って休み、疲れを取りたい。

コメント

ミルク
ミルク
2006年6月19日19:42

ナノさん、こんばんわ。

素敵な父の日になったようで良かったですね。
本当に人生の師と呼べるお婆様ですね。

鬱を自力で治してしまうなんて本当に尊敬してしまいます。
鬱も自然治癒で放っておけば治るそうですが、
大抵の人間はその間我慢できないそうです。

厳しい事も言って下さり本当に良いお婆様ですね。

ただ、外出されたとの事でお体が負担だったの
ではないでしょうか?
大丈夫ですか?

ゆっくりお休みくださいね。

ナノ
ナノ
2006年6月20日19:36

☆☆ミルクさんへ☆☆

みるくさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

そうですね。鬱は自然治癒力といいますね。でもその力を
引き出す為には充分な休養が必要不可欠ですね。
でもこの苦しみは人によって千差万別ありますし、物凄く
苦しく辛いものですよね。そんな時、お薬で頭を休める
と言った方法をとると良いのでしょうね。

ちょっと外出は身体に堪えました^^;
やはりゆったりして家で読書を嗜むのが今は精一杯な
様です。ご心配ありがとうございました。