夜中の過食嘔吐は何故か直ぐに終わらせることができ、
いつもの様に後片付けをしていた。月曜日は可燃ごみの日なので
ゴミ置き場までてくてくと歩き、暫し空を見つめていた。
鳥の鳴き声がまるで朝の挨拶を交わしているようであり、
清々しい気持ちになった。色んな鳴き声が響き渡る比較的
静かな朝であった。
そして5時1分。その時私は眠剤を飲もうとしていた。
フルセットを用意して、錠剤から口にポイポイ入れていった。
口の中には5錠の薬が入っていた。その時震度1程の揺れが
ミシミシと家を揺らした。「直ぐ収まるかな」と思っていたら、
思っていたより長く揺れている。そして震度4の揺れが
家を襲った。最初突き上げる感じで揺れ始め、箪笥や本棚が
倒れ、落ちて来るのではないかと恐くなった。口に薬を含んだ
まま、成す術は無く心臓がいつもの倍くらいの速さで高鳴った。
10秒程の揺れだとニュースでは報じていたが、30秒位に
感じられた。
もしも私がその時過食の途中や嘔吐の途中であったなら、酷い
パニック状態に陥っていたであろう。
天災は本当に恐ろしい。人間如きでは太刀打ちできない。
震度5弱を記録した地域では、1人怪我人が出たそうである。
一度、南海大地震を経験した事あるが、その時は昼間で車に
乗っていて、信号待ちしている間に揺れ始めた。ビルが波打って
いたのを強烈に覚えている。彼氏の部屋に戻った時には
食器は全て落ちて割れており、テレビや棚の上の本も
全て床に散乱していた。彼氏は仕事先の患者さんたちが心配だと
言って私を置いて出て行ってしまった。私は独り、ゆっくりと
全てを片付けた。心細かった・・・。
天災と言うものは、いつ襲ってくるか分からない。そして
恐ろしい。しかし人間と言うものは、
『喉もと過ぎれば熱さを忘れる』
と言う一面を持っている。今はまだ今朝の地震の緊張感が
残っていて、また大きな揺れがあったらどうしようと恐怖をも
抱いているが、過食嘔吐はいつもの様にやるのであろう。
地震も恐いが、自分の強迫性障害も手強くて苦しく、恐い。
大きな地震は何故か朝方に集中しているように感じる。
眠っている間に大地震が起きる可能性が、私の住んでいる地域に
十分にある。
日頃から希死念慮により『死にたい』と願って
いるのに、『地震で死んだらどうしよう』なんて本当に矛盾した
心を抱いている事を痛感し、自嘲したい気分に陥る。
今日もまだ不安な気持ちを持て余しながら、恐怖の過食嘔吐を
実行してしまうであろう自分が本当に情けなく思う。
唯、地震の後、母が側に来て背中を摩ってくれた事が凄く凄く
嬉しかった。母の温かい手が背中を通じて心に沁み渡った。
動悸が酷かった状態であったが、母の手により落ち着いてきた。
母には本当に不思議な力があるなと感じた。
今日はもう恐い事等起こらない事を願うしかない・・・。
いつもの様に後片付けをしていた。月曜日は可燃ごみの日なので
ゴミ置き場までてくてくと歩き、暫し空を見つめていた。
鳥の鳴き声がまるで朝の挨拶を交わしているようであり、
清々しい気持ちになった。色んな鳴き声が響き渡る比較的
静かな朝であった。
そして5時1分。その時私は眠剤を飲もうとしていた。
フルセットを用意して、錠剤から口にポイポイ入れていった。
口の中には5錠の薬が入っていた。その時震度1程の揺れが
ミシミシと家を揺らした。「直ぐ収まるかな」と思っていたら、
思っていたより長く揺れている。そして震度4の揺れが
家を襲った。最初突き上げる感じで揺れ始め、箪笥や本棚が
倒れ、落ちて来るのではないかと恐くなった。口に薬を含んだ
まま、成す術は無く心臓がいつもの倍くらいの速さで高鳴った。
10秒程の揺れだとニュースでは報じていたが、30秒位に
感じられた。
もしも私がその時過食の途中や嘔吐の途中であったなら、酷い
パニック状態に陥っていたであろう。
天災は本当に恐ろしい。人間如きでは太刀打ちできない。
震度5弱を記録した地域では、1人怪我人が出たそうである。
一度、南海大地震を経験した事あるが、その時は昼間で車に
乗っていて、信号待ちしている間に揺れ始めた。ビルが波打って
いたのを強烈に覚えている。彼氏の部屋に戻った時には
食器は全て落ちて割れており、テレビや棚の上の本も
全て床に散乱していた。彼氏は仕事先の患者さんたちが心配だと
言って私を置いて出て行ってしまった。私は独り、ゆっくりと
全てを片付けた。心細かった・・・。
天災と言うものは、いつ襲ってくるか分からない。そして
恐ろしい。しかし人間と言うものは、
『喉もと過ぎれば熱さを忘れる』
と言う一面を持っている。今はまだ今朝の地震の緊張感が
残っていて、また大きな揺れがあったらどうしようと恐怖をも
抱いているが、過食嘔吐はいつもの様にやるのであろう。
地震も恐いが、自分の強迫性障害も手強くて苦しく、恐い。
大きな地震は何故か朝方に集中しているように感じる。
眠っている間に大地震が起きる可能性が、私の住んでいる地域に
十分にある。
日頃から希死念慮により『死にたい』と願って
いるのに、『地震で死んだらどうしよう』なんて本当に矛盾した
心を抱いている事を痛感し、自嘲したい気分に陥る。
今日もまだ不安な気持ちを持て余しながら、恐怖の過食嘔吐を
実行してしまうであろう自分が本当に情けなく思う。
唯、地震の後、母が側に来て背中を摩ってくれた事が凄く凄く
嬉しかった。母の温かい手が背中を通じて心に沁み渡った。
動悸が酷かった状態であったが、母の手により落ち着いてきた。
母には本当に不思議な力があるなと感じた。
今日はもう恐い事等起こらない事を願うしかない・・・。
コメント
テレビで朝一でニュースやっていましたね>地震
被害にあわれたとの事、大変でしたね・・・。
本当に天災には人間なんて全然かないませんよね。
まさに神様の起こせるものだと思います。
今のこの狂った世界に対して怒ってるような気もしますね。
>日頃から希死念慮により『死にたい』と願って
>いるのに、『地震で死んだらどうしよう』なんて本当に矛盾した
>心を抱いている事を痛感し、自嘲したい気分に陥る。
すみません。笑ってはいけないのですが、
この部分で笑ってしまいました^^;
確かにそうなんですよね。
私も死にたいと願いながら、健康診断とかマメに受けたり
してるし。恐怖を感じているという事はまだ「生きたい」と
どこかで思ってるのだと思います。
お母様の愛情を感じる事が出来て良かったですね。
そういった積み重ねがナノさんの心の穴を埋めていって
くれると思います。私もそうなので・・。
ナノさんの心の隙間が少しでも埋まりますよう祈ってます。
びっくりでしたね〜私も地震よ〜とひりでいってました・・
家族は爆睡でした・・・みんなしんでも私は生き残るのか
と、おもってしましましたよ・・・
死にたいと思ってるうちは死ねないものです。
ナノさんの後ろの方がおまもりしているのです。
お母様に背中をさすってもらえてよかったですね。
私も子供に寝る前に必ず抱きしめたりさすったり
します。そして祈ります。
ゆっくり過ごしてね・・・
ミルクさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
本当、天災にだけは人間は太刀打ちできません。
揺れがどんどん大きくなるにつれて、精神の均衡も
失われたようで、いつも虚無感で覆われている自分が
心拍数を倍に跳ね上げるとは思っても見ませんでした。
何だか、死ぬ時は自分が決めたときに死にたいと思っていて
だからかな・・・突然の出来事で命を失うのが恐いのかも
知れません・・・。要するに『死にたい』は『生きたい』の
裏返しとも感じられました。
温かい言葉をありがとうございます。
どうかミルクさんもごゆっくりお過ごし下さい。
yuyuさん、コメントありがとうございます。
優しい言葉が胸に沁みます。
地震は吃驚しますよね。私の母も揺れが大きくなってから
目覚めたようで、母が心配になり飛んで行った時には
テレビで震度を確認しようとしていました^^;
その後ゆっくり背中を撫でてもらえた事は温かく本当に
安心して眠りにつけました。
私も眠る前に母、祖父母、妹弟に感謝をし、ありがとうと
祈っています。そうすると何故か涙が出てきます。
みんなのおかげで生きていられるのだなと感じて・・・。
yuyuさんもどうかゆっくりとお過ごしになれるよう、
祈っています。