夜中、幾分お酒に酔っていた私はPCに携帯で撮った画像を
取り込みたくなった。しかし説明書も読まず適当で良いやという
気の大きさから、miniSDカードをそのままPCに
入れてしまった。その瞬間、その挿入口の横の注意書きに、
〜略〜mimiSDカードを使用の場合は必ず専用
アダプタを装着してご使用下さい
と書かれてあった・・・・・・。馬鹿だ馬鹿だと自分を罵り、
どうにかして入り込んでしまったminiSDカードを
取り出そうと試行錯誤したが、無理であった。落胆したし
心が寒くなった。なんて私はこうもドジなんだろうと責めた。
とりあえずその晩は諦め、次の日手先の器用な弟にメールした。
すると「今から行く」と返事をくれて、近所の友達の
所に遊びに行っていた弟がすぐ来てくれた。そうして色々探って
みると、別の場所にカードが移動していて、弟はいとも簡単に
小さいカードを取り出してくれた。
そのカードには姪の小さい頃からの記録や綺麗な風景、
姪の動画などが詰まっていたため、途方に暮れていたのである。
それを救ってくれた弟は本当に『弟様様』である。神様だとも
感じた。
タイトルの兄弟は両の手と言う意味は、
兄弟は左右の手のように互いに助け合うべきであるという例え
(三省堂提供「大辞林 第二版」より)
である。妹と弟とは離れて暮らすようになり、子どもの頃の様に
いつも側に居るわけではない。だからこういうピンチ時に
助けてもらえると、物凄くありがたい気持ちになる。
私の為を思って直ぐに駆けつけてくれた弟には感謝しても
しきれない程の気持ちを抱いた。
小さい頃から私は2人の『お姉ちゃん』としてその役割を
担っていた。離婚後、母が仕事で忙しい時は私が母親の代わりに
なり、勉強を教えたり、叱ったり、御飯を用意したりした。
しかし兄弟喧嘩も沢山した。掴み合いや物の投げ合いの
激しい喧嘩も、日常茶飯事であった。でもこうして兄弟皆
大人となり(弟はまだ19歳であるが)こうして頼り頼られて
生きていることに感謝の念を抱く。兄弟を産んでくれた母、
そしてその母を産んでくれた祖母。筆舌に尽くし難い程
感謝している。物凄く些細で私の馬鹿な出来事にも真剣に
心配してくれる。そして温かい言葉を掛け合う事が出来るように
なったのは最近になってからであるが、本当に兄弟を大切に
したいと強く思った。
私はこんな病気で痩せてしまっているので
弟は会う度に「ちゃんと食べてる?」と心配してくれる。
「まあね・・・。」としか言い返せない事が哀しい。
妹は、子どもと暮らしていく為に、夜のお仕事ではあるが
体調を崩した時も頑張って働いている。立派だと感じる。
私はいつまでも病気のまま、母のすねを齧り続けているので
あるから・・・。我ながら非常に情けないと感じる。
こんな病気さえなかったら、働けているのに・・・家にちゃんと
お金を入れてもっと楽しく暮らせているかもしれないのに・・・
そう思うと私は胸が痛む。何も頑張れない、無気力の自分。
しかし今はもう、妹も弟もこんな情けない状態の私を責める事
等無く、温かく見守ってくれている。
スーパーへ行く為にしか外出できない・・・なんて情けないのか!
幾ら病気の症状だからと分かっていても、
普通の人が普通にやっている事ができないのだ!と
思うと、悔しい。
そして凄く焦る。このまま私は朽ち果てていくのではないかと。
今は何も出来ない。けれどもいつか、この病気たちが快方へ
向かった時に、今まで出来なかった事を頑張りたいと思う。
今は俯いたままで前を見る事さえ苦痛であるが、ゆっくりと
足元を見つめて自分の進むべき道を踏み外さないように、
歩いて行きたいと感じた。
取り込みたくなった。しかし説明書も読まず適当で良いやという
気の大きさから、miniSDカードをそのままPCに
入れてしまった。その瞬間、その挿入口の横の注意書きに、
〜略〜mimiSDカードを使用の場合は必ず専用
アダプタを装着してご使用下さい
と書かれてあった・・・・・・。馬鹿だ馬鹿だと自分を罵り、
どうにかして入り込んでしまったminiSDカードを
取り出そうと試行錯誤したが、無理であった。落胆したし
心が寒くなった。なんて私はこうもドジなんだろうと責めた。
とりあえずその晩は諦め、次の日手先の器用な弟にメールした。
すると「今から行く」と返事をくれて、近所の友達の
所に遊びに行っていた弟がすぐ来てくれた。そうして色々探って
みると、別の場所にカードが移動していて、弟はいとも簡単に
小さいカードを取り出してくれた。
そのカードには姪の小さい頃からの記録や綺麗な風景、
姪の動画などが詰まっていたため、途方に暮れていたのである。
それを救ってくれた弟は本当に『弟様様』である。神様だとも
感じた。
タイトルの兄弟は両の手と言う意味は、
兄弟は左右の手のように互いに助け合うべきであるという例え
(三省堂提供「大辞林 第二版」より)
である。妹と弟とは離れて暮らすようになり、子どもの頃の様に
いつも側に居るわけではない。だからこういうピンチ時に
助けてもらえると、物凄くありがたい気持ちになる。
私の為を思って直ぐに駆けつけてくれた弟には感謝しても
しきれない程の気持ちを抱いた。
小さい頃から私は2人の『お姉ちゃん』としてその役割を
担っていた。離婚後、母が仕事で忙しい時は私が母親の代わりに
なり、勉強を教えたり、叱ったり、御飯を用意したりした。
しかし兄弟喧嘩も沢山した。掴み合いや物の投げ合いの
激しい喧嘩も、日常茶飯事であった。でもこうして兄弟皆
大人となり(弟はまだ19歳であるが)こうして頼り頼られて
生きていることに感謝の念を抱く。兄弟を産んでくれた母、
そしてその母を産んでくれた祖母。筆舌に尽くし難い程
感謝している。物凄く些細で私の馬鹿な出来事にも真剣に
心配してくれる。そして温かい言葉を掛け合う事が出来るように
なったのは最近になってからであるが、本当に兄弟を大切に
したいと強く思った。
私はこんな病気で痩せてしまっているので
弟は会う度に「ちゃんと食べてる?」と心配してくれる。
「まあね・・・。」としか言い返せない事が哀しい。
妹は、子どもと暮らしていく為に、夜のお仕事ではあるが
体調を崩した時も頑張って働いている。立派だと感じる。
私はいつまでも病気のまま、母のすねを齧り続けているので
あるから・・・。我ながら非常に情けないと感じる。
こんな病気さえなかったら、働けているのに・・・家にちゃんと
お金を入れてもっと楽しく暮らせているかもしれないのに・・・
そう思うと私は胸が痛む。何も頑張れない、無気力の自分。
しかし今はもう、妹も弟もこんな情けない状態の私を責める事
等無く、温かく見守ってくれている。
スーパーへ行く為にしか外出できない・・・なんて情けないのか!
幾ら病気の症状だからと分かっていても、
普通の人が普通にやっている事ができないのだ!と
思うと、悔しい。
そして凄く焦る。このまま私は朽ち果てていくのではないかと。
今は何も出来ない。けれどもいつか、この病気たちが快方へ
向かった時に、今まで出来なかった事を頑張りたいと思う。
今は俯いたままで前を見る事さえ苦痛であるが、ゆっくりと
足元を見つめて自分の進むべき道を踏み外さないように、
歩いて行きたいと感じた。
コメント
弟さん、とても優しいですね!
うちの妹とは雲泥の差ですよ。
妹なんて私が鬱状態でいると「家が暗くなる」とか
暴言を吐くのですよ!
あ、また愚痴ってしまった。すみません。
弟さんが優しいのはナノさんが幼少時代頑張って
いたのを見ていたからではないですか?
きっとナノさんの事を大切に思ってくれてるのでしょうね。
お母様も妹さんもそのような気持ちなのでしょう。
今までのナノさんの苦痛を少しでも埋めてあげたいと
思っているのだと思いますよ。
だから、ナノさんがいるだけで皆嬉しいのです。
焦る気持ちは良く分かります。
受けた恩を返したいと思ってしまいますよね。
でも、皆の愛情で少しずつ心が埋まり
暗闇から解放された時、恩返しは必ずできます。
中々難しいですが(自分もそうなので)
自分を認めてあげて、みんなの愛情を感じてあげて下さいね。
私も微力ですが応援してますよ!
ナノさんの弟さん本当に器用ですね〜♪それに本当にお優しくて^^羨ましいです^^私にも弟がいますが・・あっ・・すいません、ミルクさん同様愚痴になってしまいそうなので止めと来ます^^;
兄弟という言葉の意味・・初めて知りました・・
なるほど〜・・確かにそうですね^^
又一つ勉強になりました・・ナノさんは本当に博学でいらっしゃいますね^^尊敬してます^^
ナノさん・・私もミルクさんと同意見ですよ^^
みんなナノさんが存在してくれる事自体を嬉しく思っているんです^^勿論私もですよ・・
ゆっくりゆっくりで良いんですよ^^きっと!!
みんなの愛情を糧にこそすれ、プレッシャーととらないで、今のご自分に出来る事さえ出来れいれば、それも一つの恩返しだと思います^^だから決してご自分をお責めにならないでくださいね^^
みんなみんな、ナノさんの味方です^^友達です^^家族ですよ^^
ミルクさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私も以前はうつ状態で落ち込んでいた時、妹には散々
文句を言われました^^; 「家の雰囲気が悪くなるんだよ!」
・・・と。でも今は母を含め病気に対して理解しようと
してくれている為、責められる事はなくなりました。
本当に兄弟の大切さ、親の温かさを感じます。
どうも、私は自分の存在が邪魔であると思ってしまい、
病気の私さえいなければ皆仲良く暮らせるのかなと想像
します。でも、ミルクさんが私がいるだけでみんなが嬉しい
と思っていると仰ってくださり、安堵しました。
ありがとうございました。
まるこさん、こんばは。コメントありがとうございます。
一昔前までは頼りない弟でしたが、働くようになって
頑張る姿を見ると安心しています。
まるこさんも、私の存在自体を皆が喜んでくれると
仰ってくださり、幾許かの安心感で胸を撫で下ろす事が
出来ます。自分を責める事が、家族にとって辛い事だとも
気付きました。そしてまるこさんも私の存在を嬉しく
思ってくださり、ありがたい気持ちで一杯です。
出来るだけ自分のやれる事を探し、ひとつずつこなして
行きたいと思います。