毎日毎日、「疲れた」としか言っていない。




同じ病を抱えた人でも社会に出て、生きていく為に一生懸命

働いている人がいる。私も働いていた時期があった。しかし

帰宅したらすぐ過食嘔吐が始まり、殆どエンドレスに夜中まで

繰り返し、寝不足のまま働いていた。辛かったし苦しかった。

その頃はまだ妹達と同居していた為、過食嘔吐のことで毎日

責められていた。息を殺しながら物音をなるべく立てないように

気を配り、ストレスフルの中ストレスの溜まる過食嘔吐を

続ける毎日であった。派遣契約は半年だった。変な所で几帳面な

私は幾ら疲れていても具合が悪くても、休まず出社した。

しかしやはり契約終了後ダウンした。物凄い抑うつ状態に襲われ

動けなくなった。しかし早く次の仕事を探さねば家族から

責められる。また、『働かざる者食うべからず』

言った雰囲気が家を覆っていた為、私は必然的に邪魔者と

された。




閑話休題。

このような世知辛い世の中で、家族にも理解されず摂食障害に

苦しんでいる人はごまんと居るであろう。その方々に比べたら、

今の私なんて働いてもいなくて、うつ病の為に動けず、毎日

抑うつ状態の小さな波に心を左右されている自分が「疲れた」

等と言う事は不適切かもしれない。




けれども、小学生低学年の頃から抱える「死んでしまいたい」

と言う気持ちや母の自殺未遂を、手首から血が溢れ側に包丁が

ある光景が頭に焼き付いてフラッシュバックしてしまう現実は

どうにも否めない。希死念慮を抱えつつ、母が生きているから

死ぬ事はできない事。そして私の出生の理由が母を支える為、

母の味方となる為であるのだから、先に死に逝くのは赦されない

という気持ちだけで生きているのである。




過食も、嘔吐も、多大なる疲労を覚える。胃が限界を訴えても

脳は満足しなくて苦しくなるまで詰め込み、自分の中にある

嫌なもの苦しいもの辛いものと共に嘔吐する・・・。本当に



「疲れた・・・。」



としか言いようがないのである。




今日の電話診察では、母も私も生真面目であるから、もう少し

力を抜いてお互いを思い合い、励まし合い、共存していくように

なれたら良いと諭された。お互い柔軟性が足りないのだと

感じた。私は特に臨機応変が出来なくて、母に迷惑をかけたく

ないと思っても、心配は出来るだけさせたくないと思っても、

体が本当にくたばってしまうまで頑張る部分があり余計に

母に心的負担を与えているかも知れない。

過食嘔吐後の使用した食器洗いや片付けも、本当なら体が幾分

楽になった次の日にやっても良い事である。だが以前妹が居た時

食器を溜めて置くと厭味や罵詈雑言を浴びたり、2年前向精神薬

中毒で入院していた精神科の主治医と友人の、摂食障害に理解

無い、総合内科の主治医に「後片付けだけは責任持って

やらねばならない」と諭されたりした事がある。その事から、

何が何でも、目の前が真っ暗になって倒れそうになっても

後始末だけは律儀にしている。




摂食障害の愚痴だけの日記となってしまった事が申し訳ない。




過食嘔吐が自分を支えているのと同時に、拒食状態を貫いている

時間も、私を支えている。食べていない間、水分は摂取するが

じっくりと好きな読書を嗜め、離れた所に住んでいる親友と

メールを交わせる。唯一ゆっくり出来ている時である。




徐々に過食嘔吐の回数を2回から1回へと減らせたらもっと

身体も心も楽になるかもしれない。しかし衝動とは恐ろしく、

理性を全て打ち壊してしまう。そんな自分は酷く醜く感じる。




せめて夜中の過食嘔吐を早めに切り上げ、拒食状態でも

落ち着いて自分の好きなことが出来る時間を増やせれば心にも

ゆとりが生まれる気がする。

兎に角焦らない事が大切なので、ゆっくりやっていきたい。

コメント

ミルク
ミルク
2006年5月23日21:31

ナノさん、こんばんわ〜。

本当に「疲れた」この一言に尽きますね。
私は以前、無理をして会社にいって休職にまで
追い込まれたのでもう無理していく事はしてません。

今日も気分が重く胃痛もひどかったので
会社を休んでしまいました。情けない・・・。

お母様のために生きることがナノさんの生きる糧に
なっているのであれば、それでいいと思います。
ただ、お母様のためでなく自分のために生きるという
選択肢ができたらもっと素晴らしいと思いますよ。
お母様も嬉しいと思います。

お互い少しずつ重荷を下ろせたらいいですね。
今は辛く自分のために生きるなんて想像つかないと
思います。
でも、今まで辛かった分、ナノさんには幸せに
なってほしいです。
私もなりたいです。

お互い今はゆっくり生きましょうね。

yuyu
yuyu
2006年5月23日22:45

☆ナノさんへ☆

ナノさんの日記だもの・・・なんでも書いていいと思うよ
私も暗い日記をかいてるし・・・
自分を許せる場所であってほしいし それがナノさんを
支えてる一つなら愚痴もいいと思う
それに 愚痴いわないで生きれるほど 人間は
強くないもの・・・弱くて悲しいのが人間だよ

真面目な人だからたぶん病気になると思うっていうか
まぁいっかっていえる人は深く考えないもの
悩みあっても普通に暮らせてると思うよ
迷惑ってかけたくないよね。。。私もそう思って
しまうけど 江原さんがいうには 迷惑をかけて
生きてない人はひとりもいないって・・・
迷惑ではなくて分かち合いしか存在しないといってたよ
共存ってそういうことかもしれないね・・・
『力ぬいて休んでもいいんじゃない?』って嵐が今うたってるうたでいってるよ!ちょっとづつね・・進もう・・・
私なんて本当に主婦してないよ
洗濯やっても 食器が洗えなかったり・・・
今はご飯が食べれないから 食事もつくれないけど
家族は出来るひとがやってくれてる
わかちあってくれてるよ
ナノさんのお母様だって毎日仕事をがんばれるのは
ナノさんの存在が力になってると思うよ!
だから迷惑って思ってないとおもうよ

ナノさんには十分に存在価値があるよ!
私は友達になれてよかったって思ってる
ナノさんの辛い気持ちのほんの少しでもわかって
支えたいと思うし 力ももらってるよ!
いつも ありがとうね・・・

明日は朝のそら見れるかな?今日は曇りでした・・・
綺麗な朝焼けがみたいなぁ・・・

ナノ
ナノ
2006年5月24日19:58

☆☆ミルクさんへ☆☆

ミルクさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

本当、『病を生きる』という事は常に疲れが伴いますよね。
ミルクさんがご無理をされてないとの事を聞き、安心ですが
会社を休んでしまう事を「情けない」とは思いませんよ^^
体の調子が悪いという事は心のシグナルでもあると
思います。だから心、精神に正直にゆっくり休んで頂け
たらと願ってやみません。

私もミルクさんに幸せになってほしいと願います^^

ナノ
ナノ
2006年5月24日20:02

★★yuyuさんへ★★

yuyuさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

そうですね。人間、迷惑を掛けずに生きている人は
いませんよね・・・。子どもの頃から「迷惑かけるな!」と
叱責され続けていたから、その思いが未だに強いのかも
知れません。

江原さんは素敵な事を仰いますね。
『分かち合い』という考え方・・・いいですね。
yuyuさんもいっぱい頑張っていらっしゃると思います。
本当、お互い力抜いて偶には休んで、少しずつ少しずつ
進んでいけると良いですね。

いつも励ましのお言葉ありがとうございます。