私は色々な事に恐怖を感じる事が多い。しかし良く金縛りに
あったり幻聴で誰もいない家で足音が聞こえたりするけれども、
そういった幽霊関係に恐怖は感じない。生きている人間の方が
途轍もなく恐ろしいものであるから。
小学生の頃、父が母を一方的に怒鳴り罵っていたのを毎晩聞いて
いた為に、男性の怒声が恐い。鬱が酷くなり外出する事が減少
して、スーパーへ行くだけでも人と擦れ違う事さえ、滅法恐く
なってしまった。特に視線を無遠慮に私の身体に向けてくる人、
擦れ違う時にこちらが避けようとしても狭い通路でぶつかって
来てそのまま行ってしまう人・・・兎に角今は人が恐い。
その傷を深めたのはやはり大家の存在である。
母子家庭であるだけで、私達家族だけを露骨に差別する。
母や私を呼び止めるときも「おい」「お前」と言う。
それは6軒借家が並んで建っていて、住んでいる家庭の中で
私達だけに向けられる差別である。
勿論家賃を滞納した事等1度も無いし、半年に1度町内会費
として4千円要求されても大家に支払っている。○い羽根募金も
千円要求されて支払わされる。しかし回覧板に募金協力者として
名前が綴られているのは私達借家に住む人間から集めたお金で
多額を寄付したとされた大家の名前しか載っていない。
こうしてどんどん人間に対しての猜疑心が増していく。
そして今一番恐怖なのは、何よりも『太る事』である。
だから以前はカリウム補給の為に嘔吐した後バナナを1口
食べられていたけれど、固形の食べ物はどうしても脳が、身体が
受け付ける事を許さない。そして古い借家で旧式の水洗トイレの
為に排水溝が細く、詰まり易い事から過食嘔吐する度に恐怖の
念を覚える。嘔吐する度に『詰まりませんように』と
強く願いながら恐々と行為に及ぶ。
『太る恐怖・食べる恐怖・吐く恐怖』
が私の心は大半を占めている。でも過食嘔吐は止められないから
「死ぬしかないのだ」とも強く思う。今は時期では無いので
決して実行に移す事は赦されないが。
大家は道路を挟んだ向かいの大きな大きな家に住んでいる。
いつまた排水溝の蓋を開けられて、
「まだ残飯を流しているのか!吐く位なら食うな!」
と大きな声で罵られるのが恐い。そうすると生きている事自体、
恐怖で満ち満ちていて、私はどうする事も出来ない・・・。
今日はずっと曇天で薄暗い1日であった。スーパーへ行く時に
空を見上げても青い空は無く、灰色をした雲で覆われていた。
夕暮れ時の空気こそ胸いっぱい吸い込んで、深呼吸をして幾分
心はすっきりしたが、肌寒い今日は気分がずっと鬱屈としていて
読書もままならなかった。
『太る恐怖』・・・もう自分では基準が分からない。
どれだけ痩せれば、『痩せている』という事になるのか、
考えれば考えるほど混乱してくる。外出が最小限である為、
太っている・いないが分からなくなってきている。
擦れ違う人々が太っていても痩せていても何も感じない。
寧ろ健康的な体型をしている、若しくは少しふくよかな方が
魅力的だとも感じる。しかし私は只管痩せていなければならない
と思い込んでいる。どんどん痩せてこの世に、この空間に、
少しでも小さく小さく存在していたいからである。多分其処には
昔父に体型のことで罵られた事も関係しているのであろう。
たまにスーパーで私以上に痩せている人を見かけるが、痛々しい
感情を覚える。その人がカゴ一杯に私の様に食べ物を入れている
姿を見ると悲しくなってくる。
大切なのは『恐怖の根源』であるが、それを
目の当たりに感じる事が恐い為に、見ないようにして過食嘔吐を
続けているのかもしれない。まだまだ治癒には時間が掛かりそう
である。諦めずこの苦しみは甘受するしかないのであろう・・・。
あったり幻聴で誰もいない家で足音が聞こえたりするけれども、
そういった幽霊関係に恐怖は感じない。生きている人間の方が
途轍もなく恐ろしいものであるから。
小学生の頃、父が母を一方的に怒鳴り罵っていたのを毎晩聞いて
いた為に、男性の怒声が恐い。鬱が酷くなり外出する事が減少
して、スーパーへ行くだけでも人と擦れ違う事さえ、滅法恐く
なってしまった。特に視線を無遠慮に私の身体に向けてくる人、
擦れ違う時にこちらが避けようとしても狭い通路でぶつかって
来てそのまま行ってしまう人・・・兎に角今は人が恐い。
その傷を深めたのはやはり大家の存在である。
母子家庭であるだけで、私達家族だけを露骨に差別する。
母や私を呼び止めるときも「おい」「お前」と言う。
それは6軒借家が並んで建っていて、住んでいる家庭の中で
私達だけに向けられる差別である。
勿論家賃を滞納した事等1度も無いし、半年に1度町内会費
として4千円要求されても大家に支払っている。○い羽根募金も
千円要求されて支払わされる。しかし回覧板に募金協力者として
名前が綴られているのは私達借家に住む人間から集めたお金で
多額を寄付したとされた大家の名前しか載っていない。
こうしてどんどん人間に対しての猜疑心が増していく。
そして今一番恐怖なのは、何よりも『太る事』である。
だから以前はカリウム補給の為に嘔吐した後バナナを1口
食べられていたけれど、固形の食べ物はどうしても脳が、身体が
受け付ける事を許さない。そして古い借家で旧式の水洗トイレの
為に排水溝が細く、詰まり易い事から過食嘔吐する度に恐怖の
念を覚える。嘔吐する度に『詰まりませんように』と
強く願いながら恐々と行為に及ぶ。
『太る恐怖・食べる恐怖・吐く恐怖』
が私の心は大半を占めている。でも過食嘔吐は止められないから
「死ぬしかないのだ」とも強く思う。今は時期では無いので
決して実行に移す事は赦されないが。
大家は道路を挟んだ向かいの大きな大きな家に住んでいる。
いつまた排水溝の蓋を開けられて、
「まだ残飯を流しているのか!吐く位なら食うな!」
と大きな声で罵られるのが恐い。そうすると生きている事自体、
恐怖で満ち満ちていて、私はどうする事も出来ない・・・。
今日はずっと曇天で薄暗い1日であった。スーパーへ行く時に
空を見上げても青い空は無く、灰色をした雲で覆われていた。
夕暮れ時の空気こそ胸いっぱい吸い込んで、深呼吸をして幾分
心はすっきりしたが、肌寒い今日は気分がずっと鬱屈としていて
読書もままならなかった。
『太る恐怖』・・・もう自分では基準が分からない。
どれだけ痩せれば、『痩せている』という事になるのか、
考えれば考えるほど混乱してくる。外出が最小限である為、
太っている・いないが分からなくなってきている。
擦れ違う人々が太っていても痩せていても何も感じない。
寧ろ健康的な体型をしている、若しくは少しふくよかな方が
魅力的だとも感じる。しかし私は只管痩せていなければならない
と思い込んでいる。どんどん痩せてこの世に、この空間に、
少しでも小さく小さく存在していたいからである。多分其処には
昔父に体型のことで罵られた事も関係しているのであろう。
たまにスーパーで私以上に痩せている人を見かけるが、痛々しい
感情を覚える。その人がカゴ一杯に私の様に食べ物を入れている
姿を見ると悲しくなってくる。
大切なのは『恐怖の根源』であるが、それを
目の当たりに感じる事が恐い為に、見ないようにして過食嘔吐を
続けているのかもしれない。まだまだ治癒には時間が掛かりそう
である。諦めずこの苦しみは甘受するしかないのであろう・・・。
コメント
確かにこの世はおかしく悲しく残酷ですね・・。
ニュースなどを見ててもそう思います。
健常者と呼べる人は本当に一握りなのではと思うほど
この世は悲しみにあふれています。
その中でやっぱり人の命は尊いと感じずにいられません。
私も恐怖や不安、焦りなどで心がいっぱいです。
それでも温もりを感じる事はできます。
それは生きてるからです。
きっと私達は健常者の人より多くの温もりを感じる事が
できると思います。
私もまだまだ時間が掛かりそうです。
ゆっくりゆっくり進んでいきましょう。
きっと温もりや喜びを感じる回数は増えていきます。
ただ、心の問題だけでなくナノさんのお体の状態が
本当に心配です。
本当に無理だけはしないで下さいね。
母子家庭がはずかしいことではないよ!
今は母子家庭の人も多いし なにより離婚して
生きなおすことを選んだのですから・・・
お母様の手をにぎってみてください
その手はナノさんを産んで抱きしめ
頭をなでていたやさしい手です
そこに ぬくもりを感じたなら
その手は 離婚しナノさんをお父さんから守ってきた
強くたくましい母の心があると思います
家の旦那さんのところもご両親は離婚していますし
暴力や借金・・・いろいろありました
だから 旦那さんも心の闇をかかえていましたよ
子供を持つことでそのトラウマに私は動揺し闘い
なんとかなるまでにとても時間がかかりました
だから ナノさんのトラウマや傷もじかんがかかると
思います
だから無理せずにすこしづつでいいと思いますよ
人の数だけ人生がありますからね
自分のペースで生きましょうね
ミルクさん、こんばんは。こめんとありがとうございます。
そうですね、年を経るにつれて若年者或いは少年少女の
残虐な犯罪が増えてきていて、世の中が殺伐としてしまって
いますね。
そこで重要なのが人と人の間に生まれる『温もり』なので
しょうね。恐怖で心が凍えていても、優しさや温もりにより
癒されると思います。
そして私の身体のことをいつも心配して頂き、感謝します。
どうにか体調を崩さぬよう気をつけていきたいです。
yuyuさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私は、母子家庭であることを一度たりとも恥じた事は
ありません。母の選んだ決断は正しかったと思っています。
何より毎晩父の汚い怒声、罵詈雑言を聞かなくて良くなる
という事に安堵を覚えました。
沢山の家庭があり、そこには様々な事情がありますね。
yuyuさんも色々と辛い思いをなさってきたのですね・・・。
お気持ちお察しします。
明日は母の日です。今日は日頃の感謝の気持ちを手紙に
したためたいと思っています。
励ましのお言葉、ありがとうございました。