昨晩から降り続けている雨は止む事なくしとしと地面を打ち、
濡らしていく。私は雨の音が余り好きではない。特に夜の雨は
このまま自分の世界が崩壊してしまいそうな程の著しい不安感を
呼び寄せる。
夜中の過食嘔吐ほど苦しく虚しいものは無い。
草木も眠る丑三つ時に、俄かに食べ物を食べ始める。
殆ど腑抜けの状態で、唯、吐き易いような食べ物を選び次々と
口に運んでいく。この醜い姿は決して誰にも見られたくない。
淡々としているが、胃が重くなるにつれ苦渋の表情を浮かべつつ
それでもまだ胃へと食べ物を詰め込んでいくのである。
生きてはいるけれども、何だか半死半生の状態でもある。
だから過食嘔吐を終えた後は、ぐたりと力が抜ける。それでも
後片付けが残っているから、気力を振り絞って食器を洗い
ゴミを片付ける。そして人々が起床し始める時間に私は漸く
就薬を服用し、唯一の安らぎである睡眠の世界へと身を投じる。
酷く虚しいけれど、自業自得だから仕方が無い。
それでも睡眠が充分な睡眠が得られた日は、比較的平穏な
日中の時間を過ごす事ができる。最近はミネラルウォーターを
飲みつつ氷を食べ水分をたくさん取って新陳代謝を促しながら
読書が出来ている。この頃よく読んでいるのは乃南アサの
作品が多い。彼女の著書は人間模様が興味深く描かれていて、
時に泣ける作品もある。私はそうして現実世界から逸脱して
その本の世界に浸っているので、心持ちが比較的楽になる。
精神的に不安定な時、苦しい時は文字を追うことすら辛いが、
以前よりはペースが落ちたものの読書ができるという事に
喜びを感じられる。
しかし問題なのは、『過食嘔吐』以外では
固形の食べ物を全く受け付けなくなった事
である。家の中を少し歩いたり、トイレへ行ったりするだけで
何ともいえない気怠さが付き纏う。立ち上がるときは眩暈が酷く
少しの間うずくまる事も増えた。
『極度の栄養失調』
である事は薄々気付いているが、どうしても胃に異物感、
不快感が残るし、それが過食嘔吐に繋がってしまう為に
食べる事は出来ない。眩暈や立ち眩み、怠さが酷い時は何とか
即席のスープを作って摂取するが、お腹が空いている感覚が
もう分からない為に、最近はそれが出来ていない。
正に今、闇の中を彷徨っている感覚がしている。自分は一体
何処へ向かおうとしているのか、病気を治す気はあるのか、
栄養不足に因って働きの鈍い脳では何も考えられない。
『ただただ、痩せていたい、痩せねばならない』
という想いで自分自身全体が侵されている感じがする。
この想いの出所なんて掴めやしないが、無視できない。
しかし、焦った所で何も改善されるものがある訳ではない。
最低限の栄養や電解質を含む流動食をちびりちびりと摂取して
後は気力だけで息を繋げている様なものである。
これでも今日は随分落ち着いた日中を過ごす事が出来た。
最近の変わった傾向として、
『夜中に過食嘔吐する気は失せている』
というものがある。どうしても今までの癖というか惰性で
やってしまうが、此処でストップをかけられる事が出来れば、
少しは身体が楽になるのではないであろうか。
焦らず、ゆっくりとそのタイミングを掴み取りたいものである。
濡らしていく。私は雨の音が余り好きではない。特に夜の雨は
このまま自分の世界が崩壊してしまいそうな程の著しい不安感を
呼び寄せる。
夜中の過食嘔吐ほど苦しく虚しいものは無い。
草木も眠る丑三つ時に、俄かに食べ物を食べ始める。
殆ど腑抜けの状態で、唯、吐き易いような食べ物を選び次々と
口に運んでいく。この醜い姿は決して誰にも見られたくない。
淡々としているが、胃が重くなるにつれ苦渋の表情を浮かべつつ
それでもまだ胃へと食べ物を詰め込んでいくのである。
生きてはいるけれども、何だか半死半生の状態でもある。
だから過食嘔吐を終えた後は、ぐたりと力が抜ける。それでも
後片付けが残っているから、気力を振り絞って食器を洗い
ゴミを片付ける。そして人々が起床し始める時間に私は漸く
就薬を服用し、唯一の安らぎである睡眠の世界へと身を投じる。
酷く虚しいけれど、自業自得だから仕方が無い。
それでも睡眠が充分な睡眠が得られた日は、比較的平穏な
日中の時間を過ごす事ができる。最近はミネラルウォーターを
飲みつつ氷を食べ水分をたくさん取って新陳代謝を促しながら
読書が出来ている。この頃よく読んでいるのは乃南アサの
作品が多い。彼女の著書は人間模様が興味深く描かれていて、
時に泣ける作品もある。私はそうして現実世界から逸脱して
その本の世界に浸っているので、心持ちが比較的楽になる。
精神的に不安定な時、苦しい時は文字を追うことすら辛いが、
以前よりはペースが落ちたものの読書ができるという事に
喜びを感じられる。
しかし問題なのは、『過食嘔吐』以外では
固形の食べ物を全く受け付けなくなった事
である。家の中を少し歩いたり、トイレへ行ったりするだけで
何ともいえない気怠さが付き纏う。立ち上がるときは眩暈が酷く
少しの間うずくまる事も増えた。
『極度の栄養失調』
である事は薄々気付いているが、どうしても胃に異物感、
不快感が残るし、それが過食嘔吐に繋がってしまう為に
食べる事は出来ない。眩暈や立ち眩み、怠さが酷い時は何とか
即席のスープを作って摂取するが、お腹が空いている感覚が
もう分からない為に、最近はそれが出来ていない。
正に今、闇の中を彷徨っている感覚がしている。自分は一体
何処へ向かおうとしているのか、病気を治す気はあるのか、
栄養不足に因って働きの鈍い脳では何も考えられない。
『ただただ、痩せていたい、痩せねばならない』
という想いで自分自身全体が侵されている感じがする。
この想いの出所なんて掴めやしないが、無視できない。
しかし、焦った所で何も改善されるものがある訳ではない。
最低限の栄養や電解質を含む流動食をちびりちびりと摂取して
後は気力だけで息を繋げている様なものである。
これでも今日は随分落ち着いた日中を過ごす事が出来た。
最近の変わった傾向として、
『夜中に過食嘔吐する気は失せている』
というものがある。どうしても今までの癖というか惰性で
やってしまうが、此処でストップをかけられる事が出来れば、
少しは身体が楽になるのではないであろうか。
焦らず、ゆっくりとそのタイミングを掴み取りたいものである。
コメント
私の眩暈はなんとか頓服で乗り切ってますよ
心配してくれてありがとう
夜中に過食する気が失せてると書かれてますが
鬱がひどくなったのでしょうか?
栄養の方もかなりきになります・・・
スープも今は飲んでいないのですね
このままでは ナノさんの命が無くなってしまうのでは
と、心配です
もう 誰もいなくなってほしくない
だから 本当に祈るしかできないけど
私は心から 祈ってます
すぐに良くなるのは無理は承知です
だから ゆっくりでもいいから
今の状態より 生きやすくなるように
すこしでも 体の具合がよくなるように
祈ってます
今は本を読んでいる時間ですか?
ゆっくり過ごしてくださいね・・・・
早く寝すぎて変な時間に目覚めてしまいました(疲)
読書は私もたまにしますが、気が紛れていいですよね^^
確かに辛い時は活字を読む事も書く事もできませんが・・。
ナノさんにとって睡眠以外に楽しみな時間が
あるのはとても嬉しいですね。
お体の方は大丈夫でしょうか?
yuyuさん同様、私もとても心配です。
現時点ではまだ入院の時期ではないのでしょうか?
日記を拝見する限りかなり限界のようですが・・・。
ナノさんはもう十分頑張ってると思いますよ。
入院されればとりあえず生命の危機は無くなるので
私は安心できます(我儘ですみません^^;)
本当にあまり頑張りすぎないで下さいね。
私も祈るくらいしか出来ませんが、
ナノさんが少しでも良い方向に行くよう祈っています。
こんばんは、yuyuさん。コメントありがとうございます。
私の身体のことを心配してくださりありがとうございます。
確かに打つが酷くなってきているかも知れません。。。
でも親友に温かく励まされ、生きる事は約束しました。
確かに体の方はふらふらするし、貧血は酷いしで
余り具合は良くありませんが、何とかやっていけます。
yuyuさんも辛い中、いつも励ましてくださり、ありがたい
気持ちで一杯です。
どうかyuyuさんもゆったりと余裕を持ってお過ごし下さい。
ミルクさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そしていつも私の身体のことを心配してくださる事、
感謝しています。
入院は・・・入院費が無いからもう極限で動けないと言った
状態になるまでは出来ません。しかし、そうならないように
出来る限りの努力はしたいと思っています。
調子が悪いとスープすら口に出来ませんが、何とか栄養を
摂取できるよう努めます。
これで過食嘔吐の回数が減ってくれたら少しは身体が楽に
なるとは思うのですが・・・難しいところです。
ミルクさんもゆっくり少しずつ前へと歩んでいけると
良いですね。