抑うつ状態が日に日に酷くなっている。最近それを頓に感じる。

酷くなると希死念慮が身体に纏わり付き、心を覆って中々

振り払う事は出来ない。1日中、



どうして生きなければならないのだろう・・・。



と言う思念が頭の中をぐるぐると廻っているのである。

生きている意味なんて考え始めるときりがない。正しい答え

なんて何処にもないのであるから。そして健常な人はそんな事を

考える事等少ないと聴いた。




死んでしまえば、今苦しんでいる事全てから解放される。




それは分かっているけれど、祖父母と母が存命なので

私は、生きている。それ以外の理由は無い。



そして私の根底には『〜ねばならない』という想いが

巣食っている。私の行動全て「〜ねばならない」という所謂

強迫観念がある。これは主治医によって発見され、見破られた

と言う思いがある。過食嘔吐にしてもそうである。時間が来れば



吐くまで食べねばならない・それを全て嘔吐せねばならない



という強迫観念の下行為に移しているのである。

それにもほとほと疲れてしまった・・・。毎日毎日当たり前の様に

繰り返される1日のスケジュールは日毎に私を縛り上げ、

より一層ストイックな方へと向かわせる。そのストイックさは



『痩せねばならない』



という強い強い念が奥深くにある。




これ以上痩せてもいいことなんて何も無い。何の魅力もなく、

棒の様な腕や足、骨ばった身体。崩れていく血液中の電解質。

痩せが進むと身体はもっと動かなくなるし、思考能力も低下して

しまって大好きな読書に集中する事が出来なくなる。

なのに執拗な程に『痩せ』に拘る。もう自分の力では

どうしようも無い。電話ではあるが、きちんと主治医との診察を

重ねて苦しみを訴えるが、今は過食嘔吐がある事で精神を保って

いる部分があるから止めなさいと禁止されないし、電解質の

異常が心配だと訴えても、水分を欠かさず摂って自然の治癒力に

任せるしかないと仰る。疲弊しきっている精神も身体も、

自分でどうにかしなければならない。だからこそ休養の為に

お薬がある。それを服用する事によって心地良い気怠さを感じ

ゆっくり休む事が今一番必要なのであるとされている。

しかし、どうしても希死念慮だけは振り払えない。




閑話休題。

今日は久し振りに妹と姪と妹の親友が遊びに来ていた。

どうやら10時頃やって来たらしいが、私は未だ眠っていた

ので、寝惚け眼のまま「ねえちゃんまだ寝てるの。ごめんね。」

と姪に伝え終わった瞬間また眠りに堕ちた。14時頃、いつも

より早く目が覚めて、ソイラテを飲みながら一服した後、

姪と少し遊んだ。そしてシャワーを浴びる時間になった。

こんな時も律儀に自分のスケジュールを守る自分が悲しかった。

しかしすっきりした身体と頭で姪と色々お話した。

随分会わない間に、言葉はしっかりして会話が成立していた。

もうすぐ3歳になる姪はもう一人前の言葉遣いをする。きっと

周りにその様な大人しか居ないからだろうと感じる。特に妹は

元ヤンだった事もあり、余り言葉遣いが綺麗ではない。

だから姪の口から吃驚するような言葉が飛び出るのであるが、

それは愛嬌として面白い。それに、関係として私は伯母に

当たるのであるが、「ねえちゃん!」と呼んでくれるし、

祖母に当たる母のことは「おかあさん!」と呼んでいる。それは

妹がそう呼んでいるから姪も同じく呼んでいるのであろうが、

25歳で「おばちゃんおばちゃん」と呼ばれるよりは嬉しい。




しかし姪が来ると怒涛のような騒がしさが家に溢れる。

いつもは母と2人暮らしの静かな家なので、ぱぁっと花が

咲いたかのように楽しい時間が過ぎる。それだけに彼女達が

帰った後は少し虚無感を伴った静けさが広がる。それは少し

哀しく感じる。しかし今日は弱ってた私の身体に姪が元気を

分け与えてくれたような感じがする。




今は『何故生きねばならないのか』

と言うことが命題であるが、姪の成長を見るともう少しその姿を

目に焼き付けたいと想った。

毎日毎日変わり映えの無い生活に、姪がもたらしてくれた花は

大事に大事に心の中に留めておこうと想う。

コメント

ミルク
ミルク
2006年4月25日23:00

こんばんわ。

ナノさんはまだお若いのに大変な思いをされてますね・・。
希死念慮、何となく分かります。
私は今、無気力状態なので身体がしんどい時などは
漠然と死を考えてしまうからです。

ただ、私にも8年間鬱で苦しんだ母がいて母は
自分の血(DNA?)のせいで苦しませてごめんねと
謝り続けています。
この歳になって母に心配をかけている自分が情けなくて
とりあえず、母よりは長く生きようと心に決めてます。

ナノさん、私がロムってから疑問に思っていたのですが
ナノさんの過食嘔吐と鬱は症状がひどくならないと
治らないのですか?

時々そういった意味にとれる言葉をみかけるので、
その度に「なぜ病状を悪化させていくのだろう」と
疑問に思っていました。

失礼な事を聞いてしまっていたら申し訳ありません。
ナノさんが少しでも楽になれた方が良いと思っているので
気になって聞いてみました。

ナノ
ナノ
2006年4月26日19:39

☆☆ミルクさんへ☆☆

ミルクさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

疑問のお答えとしましては、『うつ病』についてだけ、
一旦堕ちる所まで堕ちないと、治癒へは向かわないという
主治医の言葉があるのです。大体うつ病で来院する人は、
もう堕ちきった状態で、何も出来ず、お薬を服用し充分な
休養を経て治癒へと向かいます。しかし私の場合、それを
摂食障害が邪魔しているのです。

だから摂食障害に関してはこれ以上酷くならないように
気をつけて行きたいと思っています。この症状さえ
無くなれば、治癒へと向かう可能性があるからです。

そしてミルクさん、お母様にうつ病の事を謝られるのは
とても辛いですね・・・。私も母に心配ばかりかけています。
だから生きなければとも思うのです。

要するに、『摂食障害』が邪魔をして『うつ病』の治癒を
遅らせているという事を伝えたかったのです。
回りくどい言葉ばかりで申し訳なく思います。