いつも通りの土曜日。こうして日記を綴っていないと、

日にちも曜日も分からなくなってくる。抑うつ状態が長く続いて

いるので何もかもに疎くなり、興味が失せ、何もする気に

なれない。どうにか読書をする習慣を欠かさないようにしている

けれど、数十ページ文字を追うと疲労感を覚え暫しの休息を

取らねばならない状態になっている。去年の最初頃はまだ少し

元気が残っていたので黙々と時間も気にせず読書に集中できて

いたのであるが、唯一の楽しみまで病気に侵蝕されるのかと

思うとうんざりしてしまう。




土曜日は電話診察の日で、今日も実のある話を80分程度

話し続けた。最初は私の身体に起こっている変化の事から

始まった。この所恥ずかしい話、毎日お腹を下していて、

眠っている間にお漏らししてしまっているのである。

歯科へ行く気力も体力も無い為、治療途中になっている

親知らずが炎症を起こさないように抗生物質を4ヶ月程服用

し続けている事に原因があると見做されている。

私が服用している向精神薬の類は全て副作用に『便秘』がある。

だから1日のお薬の中にビタミン剤とビオフェルミンも一緒に

処方されているが、抗生物質は腸内の善玉菌まで殺してしまう

らしく、それがお腹を下している原因だとされた。でも、

抗生物質の服用を止めたら親知らずが腫れて過食どころでは

無くなるであろう。




電話診察の中で、外国に『過食嘔吐を防ぐ薬』があると

聴いた。でもそれは抗がん剤の副作用を止める薬であり、

その上1錠千円もするらしい。後ほど詳しく検索しようと

思っているが、日本での臨床例は殆ど無いらしく、英文を読み

解かねばならない。



過食嘔吐は途轍もなく苦しい。

その所為で生きる事を放棄したくなるほどに辛い。




すぐにでも飛びつきたい話ではあるが、心ではかなり戸惑い

躊躇していた。勿論治したいに決まっている。過食嘔吐は

経済的な問題もあるが、身体には多大なるダメージを与える

行為であるのだから・・・。そして過食嘔吐さえ無くなれば、

うつ病が堕ちる所まで堕ちて治癒へと向かう可能性もある。

唯、今日初めて聴いた事なので、かなり頭の中が混乱している。

それに、そのお薬が万人に効くわけではない。個人差があるの

だから、効かない所か副作用の心配もせねばならない。



過食嘔吐はやりたくてやっている訳ではない。

『やらねばならない』という強迫観念が

それに導いているのである。




それが止められるだなんて、そんな都合の良い薬など本当に

あるのかと疑心暗鬼になってしまう。

もしも私がその気になれば治験者となり処方してもらえる。




問題なのは、私にはまだ何処かでその苦しい辛い過食嘔吐に因り

精神の均衡を図っている部分があるという事である。

すぐにでも崩折れてしまいそうな精神を、空っぽな心を、

食べ物で埋め尽くし、それを異質なものとして嘔吐する。

その上、過食嘔吐をする事により胃に留まっている食べ物が

少しでも吸収されているからこそ、酷いるい痩にならないで

済んでいる点もある。私から過食嘔吐の症状が無くなっても、

拒食のみが残ってしまうのである。そうなれば自分の行く先が

目に見える様である。




今日は新しい事を聴き、心が揺らいだ。

来週からは朝のカウンセリングが当分休みなので夕方から

病院へ行ける。そして面と向かって詳しいお薬の説明を受けて

それから様々な事を熟考できたらと思う。




しかし、過食嘔吐に効くお薬があったなんて本当に吃驚した。




良かった事は、いつもなら土曜日電話診察の後必ず過食嘔吐に

走ってしまっていたのであるが、この2週間日中の過食嘔吐は

避けられている。これは自分にとってとても頑張ったと言える

事である。

コメント

yuyu
yuyu
2006年4月23日1:43

薬の副作用を使って治せるかもですか?
癌にかかわる薬は薬価が高いです。保険適用になってない場合もありますので 先生に詳しくきかれてください。なにかこまったら私も調べます。医者の知り合いはいますので・・・私がもってる医学書で調べられることがあればしらべますよ!

夕方なら先生にあって 話ができる機会が増えそうですね。
よいほうへ進むといいですね
ナノさんの一番辛いことが 和らぐなら・・・
応援してますよ!!

ナノ
ナノ
2006年4月23日3:18

☆☆yuyuさんへ☆

yuyuさん、コメントありがとうございます。
お薬の名称はオンダンセトロンと言うものです。
私にもし処方される場合は、治験者としてその
お薬代は主治医が負担してくださるとのお話でした。
でも、本当にそんな都合の良いお薬があるのかと
疑心暗鬼に陥ってしまうのです。
11年間苦しんできた過食嘔吐がそのお薬によって
無くなるのであれば嬉しいのですが、お薬は
服用し続けなければならないものですよね。
多分yuyuさんの仰る通り保険適用になっていない
お薬だと思います。まだ頭が混乱していてどうしたら
良いのか決めかねていますが、来週の火曜日に病院へ
いけたら詳しい話と英文の症例文を頂こうと思っています。
一応大学は出ているので英語はそれなりに解読できると
思っています。

yuyuさんも辛い中、コメントを残してくださり、
本当にありがとうございます。
お身体に気をつけてお過ごしくださいね。

yuyu
yuyu
2006年4月23日11:47

そうですか・・・私は子供ができるまで医療事務や医療秘書をしていて学会発表の研究を手伝い自分も技師として発表をしていて 専門は消化器ですが 準看の本が学校の教科書でしたから少しはわかりますし 医療英語も学会誌がすべてあちらからのものばかりでしたから・・・癌関係のくすりなら薬剤師や薬の会社、先生の知り合いいますので こまったときは頼ってください。ネットで外国のほうの文献なら簡単に手に入ると思いますから それで一度調べてみてください。

私のほうは(こっちに書かせてもらいます)主人と話今日は実家に子供をとめてもらい明日は学校を休ませます。少しでも離れた時間があったほうがよいと思うし・・・一緒にいて
殺したり自害しては・・・離婚して新しいママがきたくれたら心置きなく死ねますが・・・死ぬ方法も決めてます。

実家は同じ県ですが北と南なので70kmくらい遠くなかなかいけないので子供たちは喜んで出かけ私は死なないことを条件に留守番してます。明日は病院に朝からいくつもりです。

とりあえず ご主人さまがかえってきて今後をきめます。
またあとでのぞきにきますね!

ナノ
ナノ
2006年4月23日19:35

★★yuyuさんへ★★

yuyuさん、心強いコメントをありがとうございます。
本当に感謝します。

そしてyuyuさんは途轍もなく辛い状況の中にいるのですね・・・。そんな苦しい中で何も力添えが出来ない自分が
もどかしいです。私なんかが言うのはおこがましいですが、
ご主人様もお子様もyuyuさんの事が大好きで必要と
していると思いますよ。生きていてくれるだけでいいと・・・。

でも辛いんですよね。そんな事を吹き飛ばしてしまう位に。
どうか余り抱え込みすぎずゆっくりなさってください。