ずっと、ずっと眠っていたい。頓にそう思うようになった。

眠っていれば食べ物の事に関して悩まなくて済む。

過食衝動に惑わされ、日中拒食を貫く辛さを感じなくて済む。

眠っている時だけが心身ともに何もかもから解き放たれて、

時間の経過をもどかしく感じなくて良いのである。




PMSの症状が出てから大分経つが、未だ月のものは

やってくる気配が無い。まだ腰痛も感じない。ただ起きた瞬間

から食べ物の事が頭から離れなくなるという症状だけが残って

いる。身体は慢性的な栄養失調の状態だから、ごく当たり前の

事であろう。私は食べ始めると止められない・・・と言うよりも

何処で止めて良いのか最早全く分からないのである。



『食べ物は異質なものだから排出せねばならない』



と言う訳の分からない強迫観念で、固形物の食べ物を摂取する

なんて嘔吐前提である事以外で許せないのである。




今日は何故か15時過ぎまで眠っていた。いつもと同じ量の

眠剤を服用したにも拘らず、いつも目覚める時間は違う。

久し振りにたっぷり眠った感じがしたが、ずっと夢を見ていて

現実と夢との境目があやふやになっていた。私のスケジュール

ではもうシャワーを浴びている時間だったので、寝惚け眼のまま

熱いシャワーを浴びていたら、段々目が冴えてきた。

しかし、日に日にシャワーを浴びた後の疲れが酷くなってきて

いることが否めない。今日も、何も予定は無いので座椅子に

もたれ掛かり、ぼんやりTVの再放送を観ながら読書をした。

少しだけ心に余裕があり、やっと1冊の本を今日読み終える事が

できた。そして次の1冊を読み始めたが、ここら辺で限界が来て

活字を追えなくなった。潔く諦めて夕方のニュースをぼぉーっと

眺めていた。コメンテーターの的外れなコメントも

一笑に付して、年々軽々しく人の命を容易く奪っていく若者達が

増えている事を嘆いた。

その理由も単純で些細な事なのに、此処まで命というものは

軽くなったのだなぁと傍観者さながらに感じていた。




私は、人の命を決して軽々しく考えていない。

けれども自分の命は何よりも軽い、価値の無い、いつ無くなって

も良いとさえ思う。矛盾が幾許か生じているが、この思いは

母の、自殺未遂の現場を見てから持っている思想である。

あの頃はまだ小学生であったが、いつでも首を吊れるよう

ロープをベッドに忍ばせていた。




思えば小学3年生の頃から厭世的で

「学校も何もかも放棄して逃避したい」とか

「死んでしまえたら楽なんだろうな」という想いに

浸っていた。それが深刻化したのは摂食障害を発症してから

であろうと感じている。




私の場合、

ダイエット→拒食状態→理想体重になり

ダイエット中断→みるみる体重が戻り始める→焦ってまた拒食

→我慢できなくなって暴食→自己嫌悪に陥り嘔吐する


と言う経緯があって摂食障害となった。初期の頃は食べ始めると

止まらない。嘔吐するにはもっともっと詰め込まねば吐けない

と常に自分の内側から急き立てられていて母や兄弟に蔑視

されても1日たりとも止める事は出来なかった。そうしてまた

色々な経過を辿って今に至る。




摂食障害は太る事を受け容れねばならない・・・。

今の私には到底無理な事であり、絶対に受け容れられない。寧ろ

もっともっと痩せなくてはならないとさえ思っている。

そんなループに嵌り抜け出す事等出来ない。




もう辛い事や苦しい事から逃れる為に眠っている状態である。

摂食障害から逃れられるのは、

眠っている時だけである。

ずっとずっと眠っていたい。だから死を望むのであろうか・・・。

もう、目を覚ましてこんな現実を見たくないのである。

逃避する事は決して良いとは言えないが、もう私はどうする事も

出来ず足掻き苦しむ未来しか見えないから、命を絶つのは自分の

手によって・・・そしてそれを決行するのは祖父母と母を喪った

時である。




今日は酷く暗い内容になってしまった。嫌な思いをした人に

申し訳ないという気持ちで一杯であるが、こうしたネット上

でしか心の暗澹たる思いを言葉に出来ない。




でもいつか、明るい事嬉しかった事を機敏に感じ取り、楽しい

出来事を綴ってみたいと願う。

コメント

yuyu
yuyu
2006年4月22日11:11

ナノさん

太ることを受け入れるか・・・私は鬱になって太ってしまいみんなに太ったねといわれるたびにすごく嫌になります。
薬でふとって おまけに過食ですからね(><)
いつか そのままの自分をうけいれられるときがきたらいいですね。ゆっくり ゆっくりね・・・

ナノさんが命を大切に思ってるから 今 なんとかして 生きてるのだと私はおもってますよ。軽くかんがえて 自殺はできませんし リスカもおなじです。

ナノさんの日記はナノさんの一番近い存在であるとおもいなす。日記は人ではないけど 友達にはなすように 素直な ナノさんをかんじます。暗くてもいいではないですか!
私もくらいですから(^^;)

お互いに本当の自分をつづり続けましょうね

ナノ
ナノ
2006年4月22日19:36

☆☆yuyuさんへ☆☆

yuyuさん、コメントありがとうございます。
調子は如何でしょうか。

お薬の副作用で体重増加とありますからね・・・。
それはとても辛いですよね。悲しく辛い気持ちが
とても伝わってきます。

本当に今の自分をゆっくりゆっくりと受け容れられる
ようになる事は大切ですね。
それはとても難しいけれど・・・。

私もこの日記で思ったままを綴れるので
自分がなにをどう思っているのか客観的に
見る事が出来ます。それが利点ですね^^

yuyuさんもご無理をなさらず、マイペースで
やっていけるといいですね^^