今朝方、2度目の過食嘔吐を終えた後、体力の限界を感じた。

胃に詰め込む食べ物の内容はいつも余り変わり無いのであるが、

詰め込む行為も嘔吐する行為も酷く疲れる。うんざりして




「もう嫌だ。止めたい・・・。」




と思うのに、どんなに苦しくても1日2回は過食嘔吐を

してしまう。

嘔吐の途中、意識が朦朧としてぶっ倒れそうになっても、

全て吐ききるまで許せないし、後片付けも待っている。

ふらふらになりながら、やるべき事はやらねば気が済まない。

とてもしんどい・・・でも自業自得。




今日はカウンセリングと診察の日であったが、もう今朝の時点で

「外出する気力は無い」と判断し、いつも通り処方薬を飲んだ。

体力も気力もどんどん弱っていくばかりなので、カウンセラーに

電話をした時に相談をして、3月いっぱいはお休みになり

4月最初の火曜日からカウンセリングを再開する事にした。

そうすると気分がいくらか楽になった。

折角カウンセリングルームまで来て頂いているのに、いつも

キャンセルするのは申し訳ないと思っていたし、外出すると

なると気が塞いでしまう。なので4月までには少しは生活習慣を

改善し、先生の前できちんとお話出来る様になりたいと思った。

診察の方は主治医がフレキシブルに対応して下さるので、

外出できない場合は電話診察という手段を取れる。

少し、身体を休める態勢が整った感じがする。




日に日に過食嘔吐が身体に厳しくなってきているが、今は必要な

症状だとして受け止めている。うつ病である事も必然的なもの

として受け止めている。その他の様々な病気も含め、

私は病気と対峙している。




それは物凄く苦しい事である。逃げ場が無いのであるから。

全ての病気を受け止めていると、心がぐちゃぐちゃに乱れる

事もある。だから突発的に希死念慮が生まれてきたり、

明日からの未来が真っ暗闇の絶望だとしか感じられなくなる。




子どもの頃から神経症の症状を呈してきたが、親にも誰にも

気付かれず、『普通』に愛される事も知らず、結局この様な

病に侵されてしまった。ひとえに自分の弱さ、甘さが

原因であろうとは思うが、子どもでは如何にもできない事も

あった。




摂食障害やうつ病、或いは他の神経症を患っている人の多くは

人に上手に甘える事を知らずに生きてきていると思う。

甘えが過ぎると『依存』になるし、全く甘えがないと人間関係を

築きにくい。人との関係は「甘え甘えられる」状態で築かれる

部分が大いにある。例に洩れず、私もどうやって人に甘えて

良いのか判らない。しかしこうして泥沼に足を取られ、苦しく

辛くて動けない状態になると、1人で出来ない事が増えてくる。

病気を真正面から受け止め立ち向かう気持ちになるまでは、

自分の身体を酷使し、疲れたというシグナルも無視して必死に

親や周りの人に気を遣い、迷惑をかけないように努力してきた。

けれども身体が全く動かない症状が出始めてからは、自分1人で

出来ない事が多くなった。必然的に、一緒に暮らしている母に

頼るケースが増えてくる。




最初の内は、申し訳ない気持ちだけで一杯になり、謝ってばかり

いた。その頃は「ごめんね、本当にごめんね、申し訳ないよ」と

ばかり言っていたが、主治医と色々話す内、


「ごめんねって言う謝罪よりもありがとう

と言った方が良いよ」



という言葉を聞き、「そうなのか」と思い、今までの

「ごめんね」「ありがとう」

という言葉に変えるようにした。すると、母の笑顔が増えて

関係も潤滑になった気がする。




心や脳の病気は、そう簡単に治癒する事は少ない。しかもその間

様々な苦難が降りかかってきて重症化してしまう事も有り得る。

精神科医やカウンセラーが治してくれる訳でもないし、

薬によって治るものでもない。

私はまだ闘っている途中だから、一体どうしたら治癒へ少しでも

向かえるのかさえ分からないでいるが、家族や周りの人が

病気に対して理解を示してくれるだけで随分楽になったのは

事実である。周囲の人々が病気に無理解であった時は、もっと

頑張らねばならないとか、こんなんじゃ駄目だとか兎に角自分を

鼓舞してより一層の努力を求められた。心身を休める暇も無く、

必死に学校へ行ったり働いたりしていた。勿論その間にどんどん

病が重くなっていくのを感じた。けれども今はその頃に比べると

随分楽な心持ちでいる。ゆっくり休める空間を、母は許して

くれている。




だからこそ、自分の病と真正面から立ち向かえるのであろう。




でも、摂食障害の症状もうつ病の症状も、正直耐えられない程

苦しい。いつになったら治癒へ向かうのかなんて判らず、

どんどん悪化していく自分も感じる。




今できるのはゆっくり休養を取ることだけである。

唯一リラックスできる微睡みの中に身を置いていたい。

コメント

まるこ
まるこ
2006年3月8日11:55

ナノさん・・お辛い中、苦しみの中で、何とも凄い気付きがおありになったようですね^^本当にナノさん偉いと思います。ナノさんは本当にお辛く苦しい中でも、決して諦めずにご自分と対峙なさって、そしてこうして具体的に色々と考え、それをまとめ、そしてそれらをきちんとご自分の指針としていらっしゃるではないですか。それって本当にすごい事だと思います。ナノさん、私も色々な気付きの中で生きたいです。ナノさんから教えて頂いた事も自分の糧となるように少しづつ頑張って生きたいと思います。ナノさん・・ありがとうざいます^^

ナノ
ナノ
2006年3月8日20:16

☆☆まるこさんへ☆☆

まるこさん、こんばんは。ツライ中コメントを残してくださりとても嬉しいです。

まるこさんにお褒めの言葉を頂いて恐縮しきりです^^;

日常の苦しみの中で、いろんな事に気付けるのは、私の周囲の人達が理解を示してくれるようになり、また医者やカウンセラーがヒントを出してくださるからだと思っています。自分1人ではぐるぐるとネガティヴ思考に嵌っていって抜け出せないと思います。

それに、まるこさんがこうして温かい言葉を残してくださり、色々とアドバイスをしてくださっている事で随分救われています。私の方こそお礼を申し上げなければなりません。
本当にありがとうございますm(_"_)m

少しずつ、焦らないように休みながらも歩いて行きたいと思います。

まるこさんも、どうかご無理をなさらないよう、ゆるりゆるりといきましょうね^^