心身の具合によって、同じお薬の量を飲んでも睡眠時間は

変わってくる。




身体はぐったりしていても、心が変に昂っている時は、

睡眠時間が短くなってしまう。起床しても何だか眠った気が

しない程疲れは残っている。

身体がぐったりしていて、心も沈み落ち着いている時は、

たっぷり睡眠時間が取れる。起床後も眠ったという感がある。




就寝前、心が昂っている時は何故か睡眠時間も短く、日中も苛々

している時が多い。そして抑うつ状態に陥り、自分など要らない

必要の無い人間だと考え始め、どうして生きているのだろうと

気怠く身体にお薬の効果が残ったままの頭で悩み続ける。

反してぐっすり眠れたときは、抑うつ状態に変わり無いものの

【心身が休まっている】という感じを覚えながら必要以上に

自分を責め抜くことは無い。




『休養をとる』と言っても抽象的過ぎてどのようにしたら

良いのか頭を悩ませる事もある。しかし、きちんと処方された

お薬さえ服用していれば、脳がお休みモードにスイッチが入る為

いつのまにか身体も休まっている事が多い。これは本当に自然に

任せるしか無い事なのであろう。




しかし、やらねばならない事が日中沢山ある時は、休みたくても

休めない。その物事にいつも追い詰められていて大変疲弊する。

最近家庭環境がやっと落ち着いてきて、普段日中は1人部屋で

居る事が多く、ゆったりと過ごせる時間もある。しかし家事は

自分の出来る限りやらねばならないと思っているので、つい

頑張ってしまう。そうなると自業自得だが無論休まらず、何だか

苛々と神経が粟立つ感じは否めない。




本当に睡眠は大切だと思う。起きていて病気に苦しみ悩み、辛い

思いから解放させてくれるから。けれども、心の調子が悪い時は

悪夢を見てしまい、起床した後鬱々と落ち込んでしまう事も多々

ある。それは多目に就寝薬を飲む事によって回避できるが、

お薬に耐性ができてしまうのは避けたい為、最後の手段として

いる。




今日は、ぐっすり良く眠れた。私を追い立てるものは何も無い日

だと分かっていたからである。うつで堕ちきっていると、

シャワーを浴びるのさえ億劫になってしまうが、どうしても

決まった時間になったら重い腰を上げ浴室へ向かうのである。

けれど、シャワーを浴び始めたらそんな億劫さは忘れていて、

頭から足の先まで丁寧に綺麗に洗う事ですっきりさっぱりする。

唯一のリフレッシュタイムであろうと感じている。

もっと調子のいい時は歌まで唄ってしまうが、身体が弱っている

からなのか、シャワーを浴び終えた後深いため息を吐き

「あぁぁ、疲れたぁ。」と言う状態に陥る馬鹿者である。




22日は、好きなアーティストのシングル発売日であった事を

シャワーを浴びながら思い出し、外出することを考えた。

プロバイダー料金も払わなければならないので、外出を決め

一応日中のお薬を飲んで外出した。




購入したCDは『音速パンチ』である。私は大学生の頃から

Coccoが好きなので久し振りのリリースに胸が躍った。

まだ1度しか聴いていないが、活動休止前とはまた違う雰囲気が

とても気に入った。人間はやはり年月を経ると成長して色々

変わっていくのだなとつくづく感じた。




今日は少々無理して外出をした。もうずっと本なんて読めなく

て久しいのに大石圭著の『輪廻』や安野モヨコ著『脂肪と言う

名の服を着て〜完全版〜』も購入してしまった。『脂肪〜』は

最近あらゆる所で目にしていたので、衝動買いだった。これは

もう読んだ。主人公の心や気持ち、行動は何となく解ったものの

過食嘔吐の細部にまで及ぶ心理は自分とは違うんだなと感じた。

でも面白い、興味深い本であった。『輪廻』は映画で公開された

ものだから、ゆっくりと時間をかけて読もうと思う。




今日は余り心身が休まったとは言い難いが、少しの刺激も必要で

あるのだなと感じた。




明日も特別な予定は無いので、ゆっくり休んで息を繋げ生きて

いく何らかの余力を養いたいものである。

コメント