長時間眠り続ける為に。

過食と嘔吐をすると、ぐったり疲れて倒れこむように眠って

しまえる。しかし1時間〜2時間で目が覚める。

どんなにぐだぐだに疲れていても、短時間で目覚める。



私が長時間眠り続ける為にはお薬をちゃんと飲まねばならない。

今朝は1日分の日中薬と、その他就眠の為に処方されている分を

服用して眠った。「少し多いかな」とは思ったが、ぐっすりと

眠れた。起床してからも頭はぼんやりしていて、過食嘔吐したい

なんて気にはならなかった。



これはメジャートランキライザーのおかげであると言える。

心地よく落ち着いていて、荒々しい気分の波は、

今日は起こらなかった。

たまに、こんなに頭がぼんやりと霧がかかった様になっていて

動く気すらしないという状態に苛立つ事はある。

しかし、それ以上に心身を休められるという部分では非常に

ありがたい効果である。




しかしいつまでこんな状態がつづくのであろうか。



自意識や意志が過敏に働いてしまうと、全てが真っ暗闇に

覆われる。即ち『死』ばかりを意識してしまうのである。



「楽になりたければ死ねばいいよ」



と言う思いで頭の中がいっぱいになる。

死んでしまえたらどんなに楽かと、毎日想起する。

しかし終わるのは私だけで、残された人達の日々は

『あの子は死んでしまった』という酷な事実を、傷を抱えながら

生きなければならない。

それは人道的にとても残酷な事であろう。



逆に、私の大切な人が死んでしまったら、私は立ち直れない。

祖父や祖母が年齢的に先に亡くなってしまう事になるであろうが

その事実を私は受け容れられず、毎日自分を責めては苦しむ

であろうと思い浮かべる。



『大切な人達の死を目にする前に私はいなくなってしまいたい』

と思ってしまう。そんな狡猾な思いさえ抱いてしまう。



でも、こんな事ではいけないと自分を鼓舞する。

どんなに苦しくとも、地獄のような日々を送ろうとも、

病気に身体全てを支配され、うつに因って身体が動かなくても。



只管、1日1日を必死で生き延びるしか、術はない。