今朝、いつもより早めに過食嘔吐もその後片付けも終える事が

出来た。やはり疲れは酷くてぐったりと横たわって、

日課としているストレッチの中の腹筋だけを終えると

いつの間にか眠っていた。



寝る前にはカルーアミルクを飲むが、飲まずに眠れた。

やはりお酒とお薬を一緒に飲まないほうが、目覚めは良い。



薬の効き目は持続していて、焦燥感や苛々する事は無かったが、

何処か感情が平坦になっているような、欠落しているような

そんな感覚に陥った。



頭の中に霞が蔓延していて、何にも

感じないし、喜怒哀楽というものが無かった。


けれども、その方が楽である。苛々と神経が尖っていると

過食の衝動を引き起こすし、自分を責め苛む事も止まらないし

余り良い事は無い。



だけど無感動という世界は果てしない闇のようで何も見えない。

副作用の眠気でまどろみながら、日がな一日ぼんやり過ごす。

どちらかと言えば、抑うつに近い状態であろう。



抑うつで動けなくても、薬の効果でまどろみ

苛々や不安感、焦燥感に振り回されなくて済む方が良い。





いつしか『楽しい・嬉しい』と言う気分が抜け落ちてしまった。

非道徳的な行為をする人に怒りを感じたり、自分の事で周囲に

迷惑をかけている事実で悲しみを感じる事はあるが、

お薬が良く効いている状態だと『考える』と言う事が

面倒臭くなってしまう。




本来ならば今日から祖父は入院する筈であったが、個室が

取れなかったことで来週に延びた。

祖父は認知症の為、一旦トイレ等で部屋を出ると戻って来る

のが難しい。そして内視鏡手術の前は絶食だから点滴を

しているのだが、それも忘れて管が絡まったり、点滴台を

一緒に持って移動するのさえ忘れてしまう。

そして祖母が居ないと祖父は情緒不安定になる。だから祖母は

泊り込みの看護をしなければならない。だから個室でないと

不都合な事が多いのである。



祖父の体力がある内に、癌化する恐れのあるポリープを

一刻も早く除去してもらいたいのであるが、病院の都合で

祖父も祖母も振り回されているのが事実である。



大切な人を失うのはとても恐い事である。

今、私のこの酷い状態で大切な誰かがいなくなるなんて事は

一番の恐怖である。

きっと悲しみと自暴自棄の勢いで後を追ってしまう

かもしれない。



こんなにまで脆弱になった自分が情けない。

自分が死んでも良いから、大切な人には生きていて欲しいと

願って止まない。



この目に映るあらゆるモノはモノクローム若しくはセピア色の

様に色褪せている。唯只管虚無感に覆われる。



苦しいとか、辛いとかそう言ったマイナスの感情は機敏に反応

してしまうのに、喜びや嬉しさを感知する能力は

衰えてしまった。



人は食べて栄養を摂取しなければ生きてはいけない。

美味しいものを食べて、満足感を得る。

そしてそれが明日を生きる糧となる。



私にとって食べる事とは即ち闘いである。

一口でも口にしたら最後、吐くまで食べる事を止められない。

そして全て吐ききってしまわなければならない。



苦しいけれども、こんな状態になってしまったのは、

全て自分の所為であると認識しているし、そして自分で

どうにかしなければならない。



医者やカウンセラー、そしてお薬は脆弱な私を支えてくれる

大切な存在であると言える。

助けを得ながら、少しずつ前を向いてみたい。

コメント

紫音
かぐら
2006年1月31日11:44

そう・・・自分で追い込んでこんな病気になってしまった。
私も同じです。気づかない内に自分を責め、無能だともう一人の私がののしった。気づけばリスカしたり薬とお酒併用したりめちゃくちゃやってしまう。
私も前を向いてたまに立ち止まりながらでも進みたい。
私ももはや薬がないと自分の感情抑えることができません。
たまに薬飲んでも効かない時がある。もう最悪〜〜(ノД`)
ゆっくり焦らずを目標に何とか生きてます・・・^^;
ナノさんもあまり焦らずのんびりと参りましょうね。
無理しないで・・・             紫音より

ナノ
ナノ
2006年1月31日20:32

こんばんは、紫音さん。御加減は如何でしょうか。

そうですね・・・紫音さんの、今の辛い気持ちが凄く伝わってきます。思うように行動できない自分をもう1人の自分が罵り責めるのですよね。そして悪循環に繋がります。

私も以前滅茶苦茶リストカットとか薬とお酒の併用を当たり前のようにやっていた頃、その自分を苛む気持ちから逃れたかった、現実を見たくなかったという思いが強かったと思います。

苦しい時は、お薬に頼る事も良いと思います。私の主治医に因れば、「通院日以外の日の僕の助け綱だと思ってくれたら」と言っていました。日常、ツライ中でやはりお薬によって落ち着いていられる部分が大きいです。

目標・・・。まずはそれを見定めてそれに向かって進んでいけると良いですね。お互い、無理のないように^^

私のことをいつも心配してくださり、本当にありがとうございます。