起床時間が日毎に遅くなっていく。

今日は14時少し過ぎ。今年に入るまでは
12時前後に起きられていた。

やはり深夜から早朝までの過食嘔吐の所為であろう。

どうにか1日1度の過食嘔吐にしたくて、
1度目を始める時間を遅くしている。
少し前まではそれが功を奏して後始末や部屋の片付けを
終えた後、お薬を飲んで2時か3時にはぐったり眠れていた。

そして1度で済んだ次の日は幾分体調も良かった。


けれども最近はそれができない。2度目をやってしまう。
それを始める時間は3時も過ぎているので、
全てが終わり眠りにつけるのは6時頃となる。
そして頗る体調は悪い上、浮腫みも酷い。

コントロール不可能になった事態が凄く悔しいし
本当情けなくなってしまう。


1度目が終わった後はぐったり疲れていつの間にか居眠り
しているから、それが早朝まで続いてくれたら良いのに、
睡眠障害でもある私はお薬を飲まないと1時間半おきに
目が覚める。

そしてアルコールを摂取し始めてしまうのである。
テキーラトニック、マダムロシャスにウォッカを足したものを
これまた氷と共に飲み飲みガリゴリ食べ食べ、タバコを吸う。

アルコール度数が高いものを飲むと見事に抑制も取れて
「もう1回食べて吐いてしまえ」と、どうにでもなれ的な
愚考に陥る。酷く苦しむのは自分だと解っていても。


しかし次のカウンセリングまでにはこのサイクルを
正さねばならない。こんなにぐだぐだな生活だと、
胸の中に溜まっているものを表現するのが難しくなる。

ぼ〜〜っとした頭では語彙も少なく単調になり
「辛い・苦しい・消えたい」
の言葉が頻繁に出てきて、その背景にあるものを
伝えられない。これでは何の意味も無い・・・。

唯、診察は主治医がお昼休みの時間、多ければ12時から
14時までたっぷり面接に費やしてくれるので言いたい事が
ぼやけた頭ながらも引き出しからどんどん溢れるようになる。

でも困る事、診察日は早朝から飲み物くらいしか口に出来ず、
夜食材を買いに出かけるまでスープくらいしか飲めない事から
げっそりとなり体調が滅茶苦茶悪く一層痩せてしんどい。

これ以上体重を落とすと身体が動かなくなり日常の生活に支障を
きたしてしまうから現状維持が目標だけれど、
浮腫みによって身体が重く感じる時は、また
『痩せなければ!!!』という
気持ちに拍車がかかってしまう。

それに、維持する為に食べ物或いは流動食を口にするのも
凄く葛藤するのである。カロリーの低いモノなのに、
『これで太ったらどうしよう。恐い、恐い』『胃の中に何かある感覚が気持ち悪い』
と自分でも狂っているとしか言いようの無い観念に支配される。

そして。未だ過食を止めてみようとか、嘔吐を止めてみよう
という気持ちになれない。


同じ病気でも、治そうと努力して頑張っている人もいるのに、
私にはまだこの行為を止める事が不可能である。
『食べたくない・食べて吐きたい』という気持ちは酷く
心に根付きアンビバレンスとなって引き裂かれそうである。

身体は栄養を求めているのだから、食べたいと思う気持ちは
至極全うな事だと解る。でも、それよりも何よりも
食べて太る事に対する恐怖
が勝っていて、脳の中に蔓延っている。


きっと、何らかのきっかけでそれが薄れる事もあると思う。
例えば、バイトを始めて友達が増えるとか、
彼氏が出来るとか・・・。

そんな事でも私の今の生活を考えれば大きな変化。
きっとそこまでの道程は険しいものであろう。
それを考えると、今は…今は怖気付いてしまう。


私が痩せた身体を保つのは、ただの自己満足である。
誰に見せるわけでもない。夜、半額食品を買いに行く時しか
殆ど外出する機会は無いのだから。

結局シャワーを浴びながら「今日はお腹がへこんでいる」とか
「昨日お酒を多目に飲んだから浮腫んでいる、イヤだ!」
等と安堵したり苛ついたりするだけである。


まずは自転車40分の距離にある病院まで通えるまで
体力を取り戻さねばならない。それが第1の目標。

2日からジャ●コまで食材を買いに行っているのだが、
その食品フロアを回るだけでも疲弊してしまう。情けない・・・。


1つ1つ、今の私には何が出来るのか十分に吟味して
それを行動に移すしかない。

家の中でじっとしているのは楽だけれどもう少し頑張って
散歩を始めて見るなどして、冷たく澄み切った外の空気を
胸いっぱいに吸い込みながら体力をつけるのもいいであろう。


でもいつになったらそれに心が付いて来るようになるのか。

今は呼吸をして自分の病に苛まれ自らを責め抜き
自虐的な思考に溺れている。

どうやったら頑張れるのか、努力できるのかすら
忘れてしまったのであろうか。

コメント

ジョー
ジョー
2006年1月5日12:08

ご挨拶が遅れましたが、コメントありがとうございました。
リンクも嬉しいです、よろしくお願いします。

『痩せ』に対する執着……何なんでしょうね。
私もずっと考えています。
何故こんなに痩せたいのか。
痩せて何があるのか。
痩せて何がしたいのか。
痩せて何ができるというのか。

日記を読む限りでは、ナノさんはとても痩せてる状態なのですね。
私からすればそれだけで羨ましいです。
苦しくて辛い思いをしているとは知っていても、憧れてしまいます。
摂食障害に明け暮れて、
過食嘔吐をする為に生きている。
痩せることだけにしか価値を見出せなくて、
痩せ続ける為に生きている。

それでも、あなたが痩せ細っているのなら、
私はアナタが心の底から羨ましいのです。

すみません。
変な書き込みして。

ナノ
ナノ
2006年1月5日21:07

ジョーさん、コメントありがとうございます。

本当にこの病はどこに治癒への取っ掛かりが有るのかさえ
分かりませんね。

そう。特に『痩せ』に対する執着。
痩せたからといってそこに何があるのか、
あったのか分かりません。

私は以前、1日に8〜9回過食嘔吐をしていた頃は
顔が極度に浮腫み、痩せている状態ではありませんでした。

回数が減った事、日中の過食嘔吐が無くなってから
体重が徐々に減っていったようです。
でも、私は恐くて体重計には乗っていません。
認知も歪んでいるから幾ら点滴が必要な身体と言われても
まだ痩せねばならないと思ってしまうのです。

私も、毎日毎日過食嘔吐をする為に生きているのだと
痛感しています。
ジョーさんもとても苦しいですね・・・。

何事も程々、適度が大切ですがそれも難しい。
ただ、痩せてしまうと筋肉が落ちてしまいすぐに
疲れてしまうし、嘔吐した後に襲ってくる低血糖の
症状が酷いです。全く良い事がないのです。

でも、私の中にも摂食障害の医学書に出てくるような
骨と皮となった極度に細い身体に憧れている自分がいます。

実際そういう方を目にした事があるのですが、
正直、ああなりたい、もっと細くなりたいと考えてしまいます。不謹慎ですよね・・・。

ジョーさん、余り無理は重ねないようにしてゆったりとする時間を設けてなんとか1日をこなしていけるといいですね。